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第4話 モーニングスーツに山高帽?

ネズミに言われるまま、目を閉じたジョーじいさんは、なにかやわらかなスポンジのようなものの上に落ちると、ぼんやりしている頭をふりました。「さあ、さあ急いでください」ネズミはいつのまに着がえたのか、モーニングスーツに黒い山高帽、赤い蝶ネクタイに白い手袋という気取った格好をしています。ジョーじいさんは驚きながらも、ネズミの気取った様子を見て、笑いをこらえました。だんだん愉快な気持ちになってきました。

「よしよし、君の名前はえっーと、なんて言ったかな」「いやですね、トム…、トム・アルベルトですよ。時間がありません、行きましょう」とネズミはもうジョーじいさんと話している暇などないというように歩きだしました。


「時間がないというのは、なんのことだい?なぜそんなに急いでいるんだい?」ネズミのトムはジョーじいさんの声など聞こえていないかのようにスタスタ歩いていきます。しかたなく、ジョーじいさんはトムのあとについて森の中の坂道をのぼっていきました。なんだか、いつもより体が軽くなっているようで気分がはればれとしています。

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