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魔女集会で会いましょう 創作集  作者: ふかした芋
2/5

かわいい子注意報

今回変態でできます。

 自分の庭を散歩していた。私は明々という、しがない魔女で、可愛い子が大好きだ。人間の町に行ってかわいい子と会ってもいいのだが、魔女狩りが大好きな人間に見つかると、騒ぎになってめんどくさい。


 可愛い子に騒がれるなら、それは死んでも行きたいが、なんせ魔女狩りが大好きなのは成人済みのむさ苦しい人ばかり。正直うざい。


 森で散歩をすれば、可愛い動物に会えると庭を歩く。そりゃ、可愛い子には勝てないが、可愛い動物も可愛いもんだ。もはや、世の理だと思うのだが、魔女集会で会う魔女の好みを聞くと


「イケメンでしょ!あーあイケメン拾いたい」


「おじさまよ!ダンディなとこがいいわ〜」


 到底、理解できない。


 可愛い子を想像して歩いていると、何やら鳴き声が聞こえた。動物の鳴き声にしては意味のなさそうな鳴き声だ。


 その鳴き声のする方へ行けば、3歳ぐらいの人間がいた。私の庭になにか用なのか。それとも魔女狩……かわいい。


 このすべすべお肌。そして、つぶらな赤色の瞳。手入れされていなく、ボサボサな髪。手入れしてあげたい。ボロボロの服から見える足……なんだ、天使か、妄想によって具現されたのか。

可愛い子は涙を落としながら助けを求めた。そんなの……助けるに決まってるじゃないか。私の家で育てばいい。ずっといてくれ。そして私を癒やしてくれ。


 赤い目は厄の目と人間は言うらしい。そうして、この可愛い子、リヴィは殺されかけて、親がここまで逃がしたのだろう。腕やら足から血が出ていたけどまぁ、私が魔法ですぐ直したけども。こんなに可愛いのに人間は殺そうとする。取り出したいくらい、素敵な目なのに。


-------15年後


 なにが、どうなってこうなってしまったのだろうか。


 可愛い服を与え、美味しいご飯を与え、たくさんの愛情を与えて育ったのにリヴィは男に育った。


 「明々、それ女性用服。」


 「知ってて、出してるの!!なんで男になるのよ……可愛いを返してくれ…」


 私は知っている。リヴィはちゃんと、ワンピースきて魔法をちょちょいとすれば、可愛くなることを。それをして、前にリヴィに殴られかかったのも覚えている。


 「リヴィは昔、あんなにかわいかったのにぃぃぃぃ!」


 泣きわめくのは、いつものことだ。昔のリヴィはあんなにかわいかったのに……今では、人間基準のイケメンとやらになって。


 髪をさっぱり切って。整った顔、引き締まった体…何一つ違う!!


   可愛い要素がない!!


 「ほら飯……っていつものパターンか…」


 わかる!わかるぞ!リヴィが幼いときに、リヴィを可愛がりすぎて自分の飯を抜き始めたあたりから、リヴィがご飯作り始めたもんな……嬉しすぎて泣いた。あのときは、軽く死んだ。生きてるけど。


 話がそれたが、とにかく家事全般しなくなってしまったのだ。リヴィの為だけならした。自分のぶんを全くしなさすぎて、リヴィがするようになったのだ。


そのせいで全くできなくなったのだ。テヘペロ。


「ちっさい頃に戻ってよリヴィ〜……」


「無理に決まってんだろ……ほら飯食え。」


「昔はね、大好きって言ってくれたし、あーんもしてくれたんだよ…それが……」


 といっても、今のリヴィにあーんはされたくないが。

と、ずっとぐずっていたらリヴィが仕方なさそうに


「はいはい、女装すりゃいいんだろ。はよ食え。」


と、リヴィは私が喜ぶ、飴を落としてくれるのだ。それも必ず私が食いつく飴を把握しているのだからすごいもんだ。


「リヴィだいふき!あーもふ、今日はフリフリのドレフかな〜…」


「おい、食いながら喋んなよ……はぁ……まぁ結局明々が喜ぶなら…な…」


「最後の方なんて言った!?ごめん、妄想とご飯食べるの両立してて聞いてなかった。」


と聞き返せば、リヴィは焦って


「なんともねーよ」


と、あっけなく答えた。何だったのだろう。


こう、たまに女装してくれるし家事もしてくれるしと、リヴィをまだ家においているが、また可愛い子落ちてないかな。


まぁ、落ちてなくてもさらってこようかな。

いわゆるロリコン。


小さい子はみんなかわいい((

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