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転生してもニートだったって!  作者: ふーちゃん
4/15

ニートな、トラウマ⁉︎

誰しも死にたく無い。そんなのは当たり前だ。

だから、俺は最後の最後まで力をこめて手を払った。

が、全くの無意味。

そこで感じた、自分の無力さを。

また、目から涙がこぼれていく。

スッと体から力が抜けて、男の腕を掴んでいた自分の手が離れ落ちていく。

意識も遠くなっていく、もう、死ぬ自分でも分かった。





だが、その瞬間この町の自分がいる所が燃えているのが、熱さでわかった。

遠くなっていた意識は戻り、力が入り『助かった』と思った。

だが、また死が迫ってきている。

近くの家が、燃え今にも崩れ落ちてきそうなのだ。

「くそが!ここまで来て死ねるかよ!」

また、全力で走る。この燃えたぎる火が、なくなっている所まで。

「助けて、うちの子が..」

『助けたい、けど、ごめん』

俺は、全力で走った。

何人も、自分はいいから子供を助けてくれと言って来た。

だが、俺は出来なかった。

火が付いていない町までやってきた。

『なんで、なんで助けられなかった?

なぁ、俺。なんで、なんでなんだ!

一人ぐらい助けられただろう?

なんで、なんで助けられなかった?』

「くそおおおぉぉぉぉぉ!!」


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