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転生してもニートかい!
「ふぁ〜、良く寝た!」
目を開け天井を見る。
いつもと、景色が違う。
「は?...?」
思わず、苦笑いをしてしまう。
「夢?なら、」
そう言うと、自分のほっぺをつねる。
「痛った!うぅ、」
そこで、ここが現実と確信をする。
「もしかして、まじで転生しちゃった?」
「冷静に!ここは冷静に!ま、まず!どうしようかなー!」
冷静では無い自分に冷静にしろと命令するが、心がウキウキワクワクしてしまい居ても立っても居られない。
目の前に、大きな鏡がある。
自分の顔は転生前と同じで、イケメンの一個下ぐらいだ。
べ、べつに普通をカッコ良く言うために言った訳じゃないから!
自分の家っぽいけど、まずここで生きていくために仕事探さないと。
「何回、仕事の面接受けてると思ってんだ。
俺!しっかりしろよ、しっかりと!」
そう、自分に言い聞かせて顔を思いっきり叩く。
そうして、外に出た。