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Ep.79 ORIGINS WAR /* ZERO HOUR */

清算の時が迫っている。

章題くらい取り消し線使わせてくれ〜〜〜

◇11月30日 午前3時59分55秒(日本時間)



—————————————————————

『メインイベント開始まで:00:00:00:05』

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『メインイベント開始まで:00:00:00:04』

『メ¥ンイ”べント開”始”まて”:$$:$$:$$:$4』

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『メ¥ンイ”べべべべ////:$$:$$:$$:$3→O¥¥G¥¥¥ ¥A¥』

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『《《ジャックポット》》:$$:$$:$$:$2→OR¥GIN¥ WA¥』

『【自由】』

『ワレ【自由】手にスス??』

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『《《ワレ、至ル》》:Ar:te:rl:t1→ORIGINS WAR』

『準備“は”[ヨシ!],,,,,,,,,,,,,,,’ktkr』

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『《《SHOWTIME NOW》》:Ar:te:rl:t0』

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『《紳士淑女》ノ皆サマ,,!!! オ待タセ致シマシタε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘』

『本日ハ日柄モ良ク?? 絶好ノ《《戦争日和》》デゴザ マス!!』

『これより 《《開演》》。』

『““ワレ””』

『**ワレワレ**の』

『{{ワレワレワレ}}の《殺戮》』

『《殺戮しょー》』

『タスケテー!!の《歓声》聞こえ“無し”』

『オマエラ《ゴル》大好き,,….。《これが真実です。陰謀論などではございません。》』

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 ノクセスの頭上に浮かんでいた、巨大なカウントダウンが“ゼロ”を示す。

 同時に、その表示は奴に乗っ取られた。



『……来たか、“商売”の断片』


 ノクセスがそう呟き、瞑想のポーズから身体を起こし……片手を【Noxes Area】の地面に触れさせる。



『“先導艦TLR-000000028、起動せよ”』


 その言葉と共に、【Noxes Area】が再び宙に浮かび上がる。



 そして、浮島の機能を介し……ノクセスの声が拡散された。



『勇敢なる渡り人たちよ! 私と共に奴を……アルテルトを止めてくれないだろうか!』


 周囲に雄叫びが響き渡る。

 そして、それと同時に空もひび割れ……テクスチャが変化していく。


 バリ、バリバリッ、と耳障りなノイズが響き渡った。


 見上げれば、これまで穏やかな蒼穹を演じていた「空」の塗装が剥がれ落ちている。

 雲はドット単位に分解されて霧散し、太陽は不気味な黒い立方体の集合体へと姿を変える。


 露出したのは、無機質な黒背景に緑色の文字列が高速で流れる、システムのバックエンドのような光景。



 そして、すべてのプレイヤーに向けて———イベント開始のアナウンスが行われた。





—————————————————————

『警告《Warning??》:““ワレ””ガ 

   来ルー!!!!!!!!!』

『メインイベント【アルterlト様 わ《神~神》になる、ます。】を〈開死〉m9(^Д^)』

『《《参加人数》》10万人超え!!??』

『《《開催地》》———>【Arterlt Plains】』

『途中参加““万事問題ナシ””でござる@アルテルト』

『【クリア条件】?? ソナ モノ,,,,….。ウチにはないよ。』

『正式イベントタイトル【マシーナリーウォー・フィナーレ:ザ・ラグナロク】』

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 アナウンスと共に、空から無数のモンスターが降ってくる。

 その中にはレイドボス級のものも含まれており、日本のプレイヤーたちは【エーテル・ハザード】で体験したものに似ていると感じただろう。



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『アノマリー・エンカウント!』

『アノマリーモンスター【アルテルト“サマ”;《万歳》!!】Lv.350』

『アノマリーモンスター【コレ《強し》】Lv.350』

『アノマリーモンスター【チョ,,,….。《暴れる》ダメ….!!!】Lv.350』

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 まだまだアナウンスが続き、強力なモンスターたちが空から降り続ける。


 しかし、プレイヤーたちも負けていない。



「「「「「行くぜーっ!!!」」」」」

「「「「「うおおおおおお!!!」」」」」


 彼らは自身の周囲に落ちてきた機械モンスターたちにスキルを放ち、魔法を放ち、次々と撃破していく。

 なぜか既にHPが削られているようで、モンスターたちはそのほとんどが一撃で消滅していくのが確認できた。



 無数の光跡エフェクトが戦場となる平原へとなだれ込む。

 剣戟の金属音、炸裂する魔法の光、廃人たちの奇声。


 そんな戦場の中でも、一際目立つ者たちがいた。



 そのプレイヤーは、戦場に立っているはずなのに、緊張感というものがなかった。


 手首をゆっくりと回し、指先で虚空を弾く。その軌跡に沿って細かい光の粒が生まれ、銀玉のように地面へこぼれ落ちる。



 その女の持つオリジンスキルの名は【無限回転】

 効果は非常に複雑なので割愛する。フィーリングというやつだ。



「イベントだし……いつもより金突っ込んでもいいよねぇ……!」


 女は右腕を回しながら戦場を駆け巡り、付近のモンスターを蹴飛ばしながら“大物”へと迫っていく。


 敵を倒すたびに彼女の周囲に浮かぶ銀の玉が吹き飛び、稀に虹色に輝き出したりする。



「アタリ、アタリ、アタリ……アタリ!」


 直径11mm。銀色の玉が眩しく輝き、ボスモンスター相手に放たれ———



「【全回転リーチ】」


 ぷしゃあっ!と彼女の頭の上から謎の汁が吹き出す。

 同時に、腕の周りを回転していた銀の玉たちが連続で……ガトリングのように放たれた。



 秒間数百発という銀色の弾幕が、敵の前衛を物理的に粉砕し、更地へと変えていく。

 それはまさに、ゴルというもの力を具現化したような光景だった。



「更に“継続”ッ 全力の【右打ち】ッ!」


 その女の顔は、どうにも綺麗にキャラクリされているのが分かるが……同時に、タバコを吸いながらパチンコを打つカスの面影も感じられた。



 一方、少し離れた場所ではミリピィ……【マルチルス・セッション】のオリジンスキルに目覚めたプレイヤーが、大量のモンスターを一方的に殺戮していた。



「〔超過(イクシード)複写(マルチ)・フレイムバースト〕」「〔超過(イクシード)複写(マルチ)・フレイムバースト〕」「〔超過(イクシード)複写(マルチ)・フレイムバースト〕」


「うーん、やっぱり(〔超過・複写・セイン)レベル低い(ト・オール・ヒール〕)からあんまり火力が出ない……」


 そう言いながらも、彼女の持つサブアカウント……見た目がミリピィとまったく同質のプレイヤーたちは敵を殲滅し続ける。




 ———戦場の端。アステリアが待機していた場所の近くでは、1人……奇妙なプレイヤーが戦っている。


 プレイヤーネームは【Glitch_Master】

 彼はこのゲームでバグを探そうと躍起になっていたが、結局1か月程度経っても……そこまで面白いバグを見つけることがなかった。


 それもそのはず、このゲームの基本システムは“ほぼ”現実と同じような仕組みで動く。


 唯一彼が発見したバグはNPCのロールをハックするようなものだけ。

 しかし、それを発見した時……彼はオリジンスキルに目覚めた。



 その名も【ArioDebuggeria】


 効果はまたしても複雑なので割愛するが、簡単に言えば……バグ技“のような”現象を引き起こすことが可能になる。



 目の前に大量のモンスターが現れる。彼は突然、その場にしゃがみ込み……かと思えば、立ち上がる。

 そして、立ち上がるタイミングで同時にインベントリから武器を取り出した。


 すると、その武器は彼の右腕にぴったりと張り付いていた。彼はそれを確認すると同時、その拳でモンスターを殴り……



 ザシュッ!という、何かが斬れたかのような音と共に、モンスターが吹き飛ばされた。



 ひっそりと近づいていたボスモンスターが、彼を襲うが……

 彼は地面を確認し、すこしでっぱった部分に足を乗せる。その後、同時に両足を前へと移動させる。


 たったそれだけで彼は姿を消した。


 いや、正確には……地面の下に落ちた。



「【瞬転】」


 彼はスキルによってすぐさま地上へと戻り、無限落下を回避。そのままモンスターの背中に右腕をそっと触れさせ———



 ジャジャジャジャジャ!と、何度も何かが斬れる音。攻撃判定の持続によって1秒間に無数のダメージを受けたボスモンスターは、一瞬でポリゴンへと変わった。










◇???


「さて、狂夜。ちょっと離れてもらえるかな……これから変身するからさ」

「うん、分かった。それじゃ、私はその後に……キミを守る役でもやらせてもらうよ」


 図体が大きいと、無駄に攻撃されるからね……そこをカバーしてくれるのはありがたいよ。本当に。



「さて、では始めよう———」


 私は【Obsession Chronicle】の魔導書を前に、そう呟いた。

【無限回転】

作者はパチンコやったことないので、フィーリングで書いています


【マルチルス・セッション】

ぶっ壊れではあるんだけど、戦力として使うならサブ垢育成が手間

連携攻撃にサブ垢を使うとすごいことになる


【ArioDebuggeria】

強いか強くないのかは人によるが、これ目覚めさせる奴が使うとだいたい強い

しかし別に無法というわけでもなく、【英雄補正】が足りてない相手には一部の技が使用できなくなる


【オリジンスキル】

ここまで見えてなかっただけで、オリジンスキルの自由度はかなり高い。普通にシステムに干渉するやつが意外にいる。



よければぜひ、下の方から☆☆☆☆☆をいただけると幸いです。作者が非常に喜びます。

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