表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

121/130

Ep.121 THE END V

◇鍛造の星、マーフォージ・ニグベラディア———クリエイター



「……どうしたのだ、グロウ(クリエイター)

『……今、連絡が入った。どうやら私を呼び出すほどの緊急事態らしい』

「それは……おまえさんが作っているソレ(・・)と、何か関係があるのか?」

『いや、これは単に作っているだけだ。いつか来る最後の戦い……その時に使うための、な』

「そうか。で? 緊急事態なんだって?」


 髭を生やした爺が、完全武装状態の長身———クリエイターに向けて、そう問いかける。



『あぁ、どうやら世界の危機らしい……何度目かは知らないけどね。』

「そうか……まぁ、深くは聞かん。お前さんがここをずっと使っていることも、なぜかワシのこと……いや、それだけではないな。あまりにも多くのことを知っていることも……深くは聞かん。なぜならワシは単なるここのオーナーじゃからな」

『感謝する、鍛造星の主』


 青く染まった炉の中から、近未来的な装飾がなされた武装を取り出しつつ、クリエイターはそう答える。



「しかし、相変わらずお前の鍛える武器は意味が分からんのぉ……今度教えてくれはせんか?」

『また今度ならいいけど……そうだ、言い忘れていたことがある』

「なんじゃ?」

太陽を動かす(・・・・・・)。ここはアレの熱を利用しているから、一時的に使えなくなるが……仕方ないことなのでね、理解してほしい』


 クリエイターはそう言い残し、身に纏うアーマーを変形させ……この宇宙の中心に存在する“起源の地”へと飛び去った。



「……アレを動かす、と。そりゃあ……この世の終わりか?」







◇中央国 セントリア———アステリア



『ぐ……かはっ……』

『ま、何度も歯向かってくるキャラクターは好きだけど……間隔はもっと空けよう、ねっ!!』


 ぐしゃ、と全身アーマー男の頭を踏み潰す。

 青い光を帯びたポリゴンが飛び散って、すぐにそれらも消え去った。



「——————【桜吹雪】」

『あはっ、それならこっちも———【桜吹雪・惨劇】』


 桃色と、そして赤黒い桜の散るエフェクトが激突し……侍の刀がポッキリと折れた。



「……なるほど、ここが我が死地か。それならば、この命を燃やして貴様を葬る他あるまい。【心身鍛『悪いけどさ、私はキミに興味ないんだよね』


 吸血鬼の種族特性……血の操作。


 何度も周囲に放った血の剣、それが壊れて飛び散った残骸。



 侍の周囲に少しづつ、ひっそりと集まっていたそれが、その形を変えて———無数の針として、侍の全身を貫いた。



「ぐがっ、かはっ……!?」

『ばいばーい♡』


 鎌を一振り、侍の頭がずるりと落ちる。


 これでNPC軍団もほぼ全滅かな……



『さて、それじゃお城にお邪魔を……ん、なんだか暑いような気がする』


 太陽の下(現実は夜だけど)での吸血鬼の弱体化は、【神蘇の吸血鬼】へと進化したことで消えているはずだが……


 ……なんか太陽、デカくない?

 こんなんだったっけ?








◇宇宙———クリエイター



 全長4kmの機械翼が6枚、左右に3枚ずつ配置され、クリエイターの背部に固定されている。

 そこからさらに、いくつもの小さな機械が分離し……燃え盛る星の中心に目掛けて射出された。



『スター・アンカー……うまく動作すれば良いんだが』


 視界にいくつものログを表示し、射出した機械たちの様子をリアルタイムでモニタリングする。

 現在の彼女は特殊な魔力技術により、周囲の風景と同化しているため———見られる(・・・・)心配はない。



『反応あり。問題なく動作……よし、それならこのやり方で行かせてもらおう』


 まぁ、多少(・・)あの地に被害が(もたら)されるが……緊急事態なので仕方ない、そう彼女は結論づけた。




 セントリアが滅びる、そんな多少(・・)の被害なら、と。










◇中央国 セントリア



「……おい、なんか暑くねぇか」

「誰かが熱源置いたか……?」

「太陽が近づいてるような気がするんだけど、これ気のせい?」


 セントリアの中央にそびえ立つモノリス、そこから城まで駆け出すプレイヤーの集団。

 その一部が、異様な温度に違和感を覚えた。



 そして、次の瞬間———天空の果てに亀裂が入る。





—————————————————————

『SkyBreak!』

『起源の地を守る防護障壁が破壊された。』

—————————————————————


 空高く、アステリアがこちらへと転移するために開けた時空の裂け目(独自魔法で作成)、それよりもさらに高い場所で……


 この地を守るために展開されていた障壁の一部が砕け散る。


 障壁の穴の奥には太陽、そして人影。



 その人影は、長すぎる機械の羽を畳みながら障壁の内部へと突撃し———やがて、彼ら(プレイヤー)を見下すような位置で浮遊する。



『お初にお目にかかる、渡り人……私こそがオリジナルズ創設者の“クリエイター”だ。』


 遥か上空、この世界を保護していた球状のバリア……クリエイターの攻撃によって消滅していたその箇所から、太陽のような“何か”がこちらを見つめている。



『緊急事態なのでな、手段は選べなかった。まぁ滅びるよりはマシと思ってくれ、セントリアの民たちよ』



—————————————————————

『天火の星が私たちに視線を向ける……』

『アノマリー・エンカウント!!!!!』

『プライマルスター【ヘヴンファイア】』

『/* 終焉係数:1071 */』

『太陽の視線が大地を焦がす。』

—————————————————————



『あっついなぁもう!!』


 血走った目で空を駆けまわりながら、白髪の()がクリエイターの元へと飛翔し———




『“シャイニングブレイカー”』


 クリエイターのものではない……ノイズにまみれた声が脳内で響き渡る。


 燃え盛る星(ヘヴンファイア)が、アステリアに視線を向けた。


【オリジナルズ】

クリエイター、オリジン、リサーチャーは裏切ったが、別にそれは残りメンバー(トラベラー除く)にバレていない。

全部終わったら謝るから……!(言い訳)

これも全員助けるためだから……!(言い訳)


別にこの3人はクズって訳ではないのだが、人の心が分からないのが話し合うとこうなるというお手本。

チームやめちまえ!


【クリエイター】

本名:グロウ・ランドリーム

口調がよくブレる

オリジナルズ最強。二番手はオリジン

もしかしたら前にオリジンが最強とか言ったかもしれないですが、そうだったなら忘れてください


【鍛造の星】

鍛冶屋Lv.10000

ここで装備を作るとやたら強くなる

もちろんまだ誰も辿り着いていない

星と言っているが、実際には半球。

上部のもう半分は“太陽”からの光をエネルギーに変換するための機構。


【ヘヴンファイア】

常に周囲のいろんなところに視線を向けている。

円盤界を囲うバリアは太陽に見られないようにするためのもの。


ちなみに、このゲームでは円盤界を中心としてそれ以外の星すべてが公転している。(行ける範囲内は)


目についたもの全てを焼き尽くすので、大規模な宇宙旅行をするにはこの太陽をどうにかする必要がある。

HPとかは設定されていない。普通の攻撃じゃかすり傷にすらならないので。


【アノマリー・エンカウント】

!の数で脅威度が分かる


【瘴気】

魔力の構成をぐちゃぐちゃに破壊することで生成可能。


【瘴気の島】

≒グラウンド・ゼロ


【魔王計画】

聖女<なんか“終臨”をぶっ潰せるヤバい人間作れねぇかなぁ……お、まぁ強いの出来たわ。でもこれじゃ微妙……

アチコチ<アステリアを魔王にしたい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ