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Ep.120 THE END IV

一部キャラの名称が変わりました

◇R・C基地



「……おい、リサーチャー。あの化け物一瞬でやられたんだが」

『ふぅむ……なるほど、汚染された魔力が魔王魔力……“瘴気”と同等の性質を持っていることを失念していたな。そりゃあこんなに簡単に取り込まれてしまうわけだ』

「どうにか……出来ないのか!?」

『……仕方ない、か』


 リサーチャーは自身のアーマー、その首元に備え付けられたボタンを押す。

 格納されていたヘルメットが彼女の顔を覆い、その素顔を覆い隠した。



『クリエイターを呼ぶ。オリジンやリアリティもこちらに来ているが、あいつらだけでは恐らく無理だ。というかトラベラーはどこに行ってるんだ本当に……』

「クリエイターって……あの、ずっと何処にいるのかよく分からないあの?」

『彼女は二重丸でいうところの外円と内円の間にいる。つまりは……宇宙だ』


 どこからともなくペンを取り出したリサーチャーが、これまたいつの間にか置かれていたホワイトボードに絵を描いていく。



—————————————————————

 ◎←非常に分かりやすい世界構造図

—————————————————————



『私たちの今いる世界が、球状のバリアに囲われた“起源円盤(オリジンディスク)”、それを内包する宇宙、そしてその宇宙を保護する球状の最終防壁……これらで構成されているのはお前も分かっているだろう。クリエイターはこの中の宇宙、そしてとある星で計画を進めている』

「計画って……なんのだ、それは?」

『お前には言えんなぁ』

「はっ! まぁ良いが……とにかく、早くどうにかしてくれ。マジで」

『マジでだな、分かってる分かってる』


 鬼気迫る顔で、肩を掴みながらそう話すジョーネス。

 それを聞いたリサーチャーは、クリエイターへの連絡を開始する……



『あぁそうだ、セレンティ。ネクサス・メガロポリスのマスター3人にも連絡しておいてくれ。あの白髪を止めるのなら、あの3人は絶対に必要だ』

「……私があいつらに連絡するのか? クソ、まぁ分かった……緊急事態だ、仕方ない」





◇セントリア



「ぁ……ぁぉぉ……ぅぅぉ、ぁぁ……」




『……マズいね、ちょっとやりすぎたか』


 これお茶の間に放送できないやつだわ。

 ま、まぁ……?


 邪魔しようとしてきたプレイヤーみんなぶっ殺したしぃ?

 私のやったことを完全に目撃したプレイヤーはそんなにいない……はず……



『ま、いっか。暇つぶしにはなったよ♡』


 さて、本題に戻ろうか。

 お腹から化け物を生やした肉塊を蹴り飛ばし、私は前へと……城前広場へと歩みを進める。



 背後から、数十体の【根源解放】を行った化け物が迫っているのは分かっているが……振り返らず、私に攻撃を放つ直前に【カット】を発動する。



『ぎっ……』

『かはっ……』


 もはや視界の邪魔になるほどに、空中から赤いポリゴンの滝が降り注ぐ。

 私の顔だけでなく、アーマーやらコートにまでそれらは付着し……さらに私の気分を高揚させた。


 戦闘中だけど、ちょっと流血フィルターオフにしようかな……



『ま、それはまた今度』


 さて、それじゃあ広場に集まっているNPCたちを纏めてぶっ殺そう!!


 右手に瘴気とオリジンストーンのエネルギーを集め、そのまま全方位へ解放する。



 掲げた拳を開いたその瞬間、凄まじい風が巻き起こり……広場、そして城を守るために展開されていたバリアが木っ端微塵に砕け散る。




—————————————————————

『【中央国 セントリア】の第二防護障壁が破壊された。』

『侵攻度:20%』

『火山の民たちが防衛戦に参加!』

『オアシスの民たちが防衛戦に参加!』

『侍の民たちが防衛戦に参加!』

『神秘の民たちが防衛戦に参加!』

『聖女の神託……』

『セントリア城を防衛せよ!』

『渡り人の【英雄補正】が1増加!』

『魔王の瘴気で時空が歪み、他の大陸とも繋がった……』

『オイレリス・マシーナリーが防衛戦に参加!』

『さらなる救援を待て!』

—————————————————————



「ふむ……想定を超えた外道であるな、貴様」

『急に他人のことバカにするのは良くないんじゃないかな?』

「ははは、親友を殺されて怒りを露わにせぬ侍はおらぬ……白髪の悪魔よ、貴様は今ここで、我らが息の根を止めてやる」


 大柄な侍が先頭に立ち、その背後には武器を構えた無数の人間。



『そうやってさぁ……みんなに見つめられるとさぁ……嬉しくなっちゃうじゃないか!!』


 前進から黒いエネルギーが溢れ出し、周囲の空気を汚染していく。



「ゆくぞ、魔王——————【究極之一太刀あるてぃめっとぶれいぶ】』

「「「「「「「ウオオオオオオオッ!!!!」」」」」」」



 侍が懐の刀を抜いたかと思えば———その瞬間、私のアーマーに一筋の斬撃痕が刻まれた。


 嫌な予感がして、瘴気とストーンエネルギーをすべて防御に集中させていたが……これをやっていなければ、もう少しダメージを食らっていたことだろう。


 現に、あの一刀で私の周囲の地面や建物はきれいに両断されている。



『あはぁ、はひぃっ……♡ いいよ、キミたちぃ……もっとやろうよ!! ねぇっ!!』


 ———〔独自(オリジナル)・ドミニ・シード〕


 つい先ほど私が開発した魔法で、効果は……



「ぁ……がぁぁっ!? は、腹が……腹がぁっ!!?!?」

「う……ぎぃぃぃぃぃぃっ!!?!?」


 内臓を食い破りながら、化け物の花を咲かせる……それも、本人の魔力を吸い上げながら。


 本来はこんな簡単に成功するものでもないが、こんな舞台……かつ、有り余る【干渉力】と【英雄補正】のおかげで、弱い人間たちは簡単にこれの餌食になる。


 抵抗できたのは、リーダーの侍さんと機械の兵士だけ。

 城主らしき人物は……見当たらない。

 いや、まぁ別に城の主を殺す必要はないけどさ……せっかくなら、ね?



「猜疑心、悪意、支配欲、加害欲……そういったものを元に成長する種を植え付ける魔法か。なんとも酷いことをしてくれるな、貴様」

『なんでキミには効かないんだろうね?』

「侍の真骨頂は己の感情を———なにっ」


 突如空が暗くなる。

 あぁ、またこれか(アイアンタイタン)……



 ……今日は早めに退場してもらおうか。



『———【光貴ナル暴虐ノ盟約(ノクセスノーブル)】』


—————————————————————

オリジンスキル【光貴ナル暴虐ノ盟約ノクセスノーブル

消費Blood:99

CT:戦闘終了まで


《能力》

・本戦闘中、自身の与えるダメージは防御を50%無視し、与えたダメージと同数のHPを回復する。また、自身が攻撃によってダメージを受ける際、その攻撃は防御を50%無視し、攻撃したキャラクターは与えたダメージと同数のHPを回復する。敵が非常に強大な場合、【英雄補正】を獲得する。このスキルを発動した状態で戦闘中に死亡した場合、レベルが33減少する。レベル低下中は、そのレベルまでに獲得したスキルや魔法のみを使用できる。

—————————————————————



 まぁ既に防御無視は結構積んでるし効果は薄いが、それでも『リスクある行動をした』という事実が私の強さを無駄に押し上げる。


 それと、ダメージを与えた時のHP(Blood)回復があるから……実質ノーコストでのスキル・魔法の発動もできるね。

 まぁ敵いっぱいいたらあんま関係ないけど。



『———【カット】』

『は……?』



 影が2つに別れ、そしてそのまま大質量が私の両隣へと落下———土煙、そして轟音と共に、それらが地面に激突した。


 なんか脆くてウケる。


【オリジナルズ・アイアンタイタン】

常にボコボコにされてる可哀想な巨大ロボ。

あっ 一発で壊れたッ

……前もほぼ一撃だったような気がする。

壊される度に強化されてるのに……


あ、よければ☆☆☆☆☆してくれると嬉しいでやんす。共有とかもぜひ!

レビューとかも!!

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