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147.女王求婚



 さて、私はカイ・パゴスの治療院で療養してる。

 この病室に最近、毎日のように訪れる人が居た。


「失礼する」


 入ってきたのは、褐色肌の、若い女性だ。

 身長はかなり低い。140いくかいかないかくらいだ。


 だが、メリハリのあるボディ、そして、大人の香りを漂わせるその人は……。


「カタクナさま。おはようございます」


 この国の女王、カタクナ陛下である。

 彼女は数人のお供を連れていた。


 カタクナ陛下はお供を下がらせると……。


「よー! 元気してるか、英雄殿!」


 にかっ、と明るく笑って話しかけてくる。

 椅子では無く、ベッドに腰掛けるカタクナ陛下。


「はい、おかげさまで。手厚い治療、感謝申し上げます」

「いいってこった! あんたはうちらを救った英雄なんだから! これくらいしてとーぜんさ!」


 カタクナ陛下はこうして毎日のようにここに来ては、話し相手になってくださる。

 とてもいい御方だ。


 ただ困ったことに……。


「なあ、英雄殿?」


 潤んだ目を私に向けて、ぺろり……と舌なめずりする。


「たまってないかい……? うちで良ければ……処理してあげるよ? つーか、させてほしい。頼む! 今日こそ!」


 ……とまあ、このように毎日、こうしてお誘いを受けるわけだ。


「お戯れはおやめください」

「戯れじゃあねえよ! あんたに尽くしたいんだ! この国を救ってくれた、あんたに!」


 カタクナさまは顔をお真っ赤にしながらいう。


「うちは、強い漢が好きだ。そして……救国の英雄アレクサンダーのことが、好きになっちまったんだよ!」


 ……ということらしい。

 おやおや、困ったことだ。また私は無自覚に、女性を落としていたらしい。

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