137.戦わずして勝つ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
私達はドワーフ国カイ・パゴスの王城へとやってきている。
氷鬼が目の前にいる。
「我の一撃を受けて平然としてるとは……中々だな貴様」
『なんだよあいつ、余裕ぶりやがってよぉ……』
おやおや。
「動揺してらっしゃるようですね」
『は? そうなの?』
古竜は気づいていないようだ。
『当たり前だ。見ればわかるだろう?』
ミブロも気づいたようである。
『いやわからないけど……何を見てるの?』
『闘気』
『まーた出たよ! 闘気! 闘気を見てなにがわかるんだよ!』
『闘気の揺れは心の揺れ。相手はあれくさんだぁさんに動揺してる。おそらく先ほどの一撃で仕留めた、と思ったんだろう』
ワタシが説明する前に、ミブロがすべて説明してくれた。
彼女がいると大変やりやすい。
『まあそりゃ、心臓ぶち抜かれたら普通は死ぬしな……おどろいてとーぜんか』
ということで、だ。
「この程度で動揺なさるのでしたら、ワタシと戦うのはやめ、降伏することをおすすめします」
「ふ、ふん! ほざけ! 誰が降伏なんぞ!」
「そうですか……仕方ないですね……。では」
私は闘気を纏う。
そして木刀を正眼に構える。
「うぉおおおおおおおおおお! 見よ、わが、闘気をぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
ごぉお! と氷鬼の体から闘気があふれ出る。
「どうだぁ!?」
『いやどうだっていわれても……あの鬼さんなにしてるの?』
『闘気を見せ、実力を示してるのだ』
『? 闘気を見せることと実力を示すことってイコールなのかよ?』
『剣士なら、知ってて当然の常識だ』
『いやおれ剣士じゃねーし……』
なるほど……。
「なかなかの闘気をお持ちのようで。では……」
私も闘気を解放する。
「おげぇえええええええええええええええええええええええ!」
氷鬼がその場に膝をついて、吐き出したのだ。
『うげげえ! ゲロはきやがった!? どうしたんだこいつ!?』
『ふ……。あれくさんだぁさんの見事な闘気にあてられて、気をやってしまったのだろう』
『闘気を見てゲロ吐いたってこと……? 意味わかんねえんだけど……』
『並の剣士なら、闘気を見ただけでこうなる。当然わかること』
『いやだから剣士じゃねーしおれ……。つーか、氷鬼って剣もってねーじゃん。剣士じゃないじゃん』
氷鬼はぶるぶると体を震わせる。
「無理無理無理ぃいいいい! 死んじゃぅうううううう!」
『なんかあいつ、どことなくおれに似てるな……』
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