135.フラグ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
私は敵のいるドワーフ王城の中へと入る。
【おっさん、どうするんだよ? 敵がどこにいるのかわかってんの?】
もちろん。
私は床に手をついて衝気円を広げる。
衝気円の中に入ったものは、どんなものでも把握できるのだ。
「どうやら最上部にある、謁見の間にカタクナ女王と氷鬼はいるようですね」
【あいっかわらずチートだよなあんた……って、あれ?】
「いや、どうしました古竜?」
【指摘者が発動しないなって。ほら、さっき敵の居場所どこって疑問を感じたのに、おっさんの声しか聞こえないし……】
おやおや。
【はあ……まったく、これだからバ竜は】
ミブロがため息をつく。
【なんだよバ竜って……?】
【バカで愚かで愚物な竜、略してバ竜】
【三回もバカって言われた! 三回もバカって言わなくてもよくない!?】
【黙れバ】
【竜を付けろや! 失礼だろう!? 最強ドラゴンに!】
今日も二人は楽しそうだ。
【で?】
【指摘者は疑問の答えを知るものと連絡できるスキルだ。今回の場合、あれくさんだぁさんが敵の居場所を衝気円で調べた。つまり、答えを知っていた。だから、あれくさんだぁさんに通信が繋がったってことだ】
【はぁ~……なるほど。つまり、おっさんが知らない情報に対して、おれが疑問を抱いたら、おっさん以外と通信が繋がるわけか】
なるほど、と古竜が言う。
【でもそれって、あんまり便利なスキルじゃないよな? あらゆる疑問に対して、答えてくれるっていうわけじゃないし】
【あくまで答えを知ってる人と連絡できるスキルであって、答えを得るスキルではないから、当然と言える】
【なるほど……】
【馬にはこれくらいのスキルがちょうど良い】
【馬ってなに!?】
【馬鹿な竜】
【ついに種族チェンジさせられた!? ねえ、おれ最強のドラゴンなんですよ!? ねえ、こんな扱い間違ってると思いません!?】
指摘者が発動する。
「思ってないです」
【思わないな】
【くそおぉおおおおおおおおお!】
何はともあれ敵の居場所は特定できた。
あとは、たおしてそれで終わりだ。
【はいはい、このあとどうせおっさんが楽勝で氷鬼倒して、ドワーフ女王を助けてほれられて、新しい女を連れて国に帰るんだろ? 見えてる見えてる。ぜってーそうなるもん。100%そうなるもん】
さて、そう上手くことが進むでしょうかね。
このお馬さんは、魔神の存在をすっかり忘れてるみたいだし。
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