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おまけの話し 豆狸、幽霊退治を頼まれる

ある夏の夜…豆狸達は、ペンションの裏庭でこんな話をしていました。



『そういえば従兄(あんちゃん)…この前、ハクビシン(鼻白)を退治した、山のふもとのお寺の狸達の様子を見に行ったんじゃが、《人間達の間で恐ろしいウワサが流れとる》そうなんじゃ…… 』


『恐ろしいウワサ?』


『なんでも…駅向こうの寺の和尚の幽霊が、大きな道にかかっとる鉄の橋に出たんじゃと!?』


『怖いのぅ。ワシなら怖くて、とてもその橋は通れんのぅ。』



従兄豆狸はその話を聞いただけで、怖くてたまらなくなりました。



『ワシも怖かったが、怖がる狸達に頼まれての…しばらく見張っておったが何も出んかった。』


『それでしばらく、留守にしとったのか?

きっともう、その幽霊はどこかに行ってしもうたんじゃろう。』


『そうじゃの。なら安心じゃ!

エサを食べたらさっそく狸達に、言いに行って来よう。』


『それがええじゃろうのぅ。

よし!ワシも一緒に行ってやろう!』


従兄(あんちゃん)が一緒なら、狸達も余計安心じゃろう。』


『そうじゃろう、そうじゃろう!』



自分がやった事を、すっかり忘れているのんきな豆狸でした。







これにておしまい!

ありがとうございました。


2月1日から、新作【ウチで雇っているバイトがタヌキって言ったら、誰か信じる?】の連載を始めます。

こちらも宜しくお願いします❗️

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― 新着の感想 ―
[良い点] 狸かわゆい! [一言] 終始楽しく読ませていただきましたー。 面白かったです。 平成狸合戦ぽんぽこを思い出しました。
2023/04/25 18:28 退会済み
管理
[一言] 豆狸のほのぼのした雰囲気がなんとも可愛らしく、思わず引き込まれました。座敷わらしというにはちょっと年齢が上めの(お酒も大好きですし)雰囲気なのですが、それがまたたまらなく良かったです。 本…
[一言] おまけの部分は和尚さんの件でしたか^^ 確かに噂になりそうですものね。楽しませて頂きました!!
感想一覧
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