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異世界活動報告書  作者: なみお
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授業開始

今日から授業が始まる。

まぁ、大したことはしないだろうが。今日と明日4時間でそれ以降は6時間となるらしい。この世界は小さい子に厳しく無いか?と思ったが、私の記憶が無いだけで地球もそんな感じだったかもしれない。ひとまず、学校に行く準備を終え朝ご飯を食べる。ハムサンドうめぇ


「いおり、学校行こ?」


「うん、お姉ちゃん」


手提げを持ち、靴を履いたら出発だ。


「「いってきます」」


-----


学校の通学路はあまりにも平凡だ。変な人も、変な物も変な植物もない。まぁ、市街地だから当然なんですけど?いじめられてる子がいてそれを颯爽と助ける主人公私!みたいな事があってもいいんじゃない?実際、転生なんてものがこの世に存在するのならこの世界の主人公は私で、私が主役のラノベだっていう可能性はあるわけだし?

...って、はっ!そうしたら、もしかして私の心ダダ漏れ?まぁ、いいか。もし覗かれてても私は気がつけないだろうし、証拠がなきゃ所詮妄想な訳よ。これ以上御無体な陰謀論的な妄言はやめておこう。


-----


「では、授業を始めます。一時限目は言語の授業です、これから教科書を配布するので裏のココに各自名前を書いておいてください」


一時限目は言語の授業らしい。物部先生が来て教壇に立っている。ちなみに驚くことにこの世界は(この国だけかもしれないが)日本語が使われている。それも結構現代の。この事が意味しているのは過去に私以外の転生、召喚者がいると言う事。それに、薬屋のおばさんから聞いたあの科目の事もあるし...


「では、教科書1pを開いてください。ここにあるのは目次........」


授業は退屈を極めた•••


------


一限が終わった訳だが....次回からは内職の準備をしないといけないかもしれない。元より興味のない事には頭を使え無かったし、反復練習は苦手だった。

どうしよう....特にやれることが無さそうなのは不味い。暇に殺されでしまう。図鑑は読み終わってるしそもそも学校に持ってくるのは億劫だ。か弱い乙女たる私の腕ではカトラリーより重いものは持てないのだ。(寝る前に鍛えてる上に男の腕なのだから余裕な訳だが)

うーん、考えてても仕方ないから後回しでいいか。後の私が何かしらの素晴らしい方法で解決してくれるさ。


「伊織、なにか考え事してるの?」


「あぁ、いや何でもないよお姉ちゃん」



「そうなの?伊織ちゃん凄い難しそうな顔してた。日本語が難しかった訳じゃないんでしょ?」


適当に誤魔化そうと思ったが深掘りされたら答えざるを得ないよね...やましい訳でもないからね


「....日本語は難しく無かったんだけど、字はちっちゃい頃から勉強してて授業中ちょっと暇なんだよね」


「私も知ってる内容だけど、復習は大事なんでしょ。伊織、昔言ってたよ」


「アハハ....それは正論なんだけどね.....」


「二人とも凄いね....わたしは漢字を覚えるのに苦労しそうなのに....次の授業は、算数かぁ。2人とも算数ももうできるの?」


「算数はお手伝いに使うからね。伊織と一緒にいたら自然と使えるようになるよ」


自然に使えるようになるのはお姉ちゃん位だと思うよ....私何も教えて無いけど勝手に数の足し引きができるようになってたし、掛け算割り算も教えたらすぐ覚えちゃったしね.....利発すぎて困るよ。


------


「はい!次は算数の時間です。皆さん座ってください!!」


なんだなんだ、物部先生じゃ無いのか?小学校低学年だと担任の先生って全部教えてなかったっけ?いやまぁ、あやふやな記憶は掘り起こそうとしても無駄か。それにしても、なんだこの爽やか騒音野朗は。


「はい、皆さん静かにできて偉いですね!先生は、安倍晴夫って言います!ハルって呼んでね!!」


そう言いながらハルとでかでかと黒板に書いた。

コイツスゲェ子供扱いしてきてなんかウザイなぁ....子供なんだけどさ....


「これから、みんなには先生に自己紹介をしてもらいます!名前と、好きな食べ物と、好きな事を教えてね!」


でたな初回の授業で自己紹介させる系先生。顔と名前を一致させるために仕方ないのはわかるけど、自己紹介だけで一時間終わったりするから嫌なんだよね.....しかも次回に持ち越しとか...


------


...案の定終わらなかったよ。しかし、お姉ちゃんが伊織の作ったご飯が好きって言ってくれた時には不覚にもはときめいてしまった。それだけで収穫はあったと言えるかもしれない。


「算数の教科書配られなかったね、伊織ちゃん」


「そうだね、もしかしたら私達が今日沢山教科書持って帰ることが分かってるから後日にしたのかもね」


自分で言ってて納得してしまった。適当に言っただけなのに。


「そっか、じゃあハル先生は優しい人なんだね!」


ワサビちゃんは良い子じゃのぉ。そうやってすくすく育つと良いのじゃ


「伊織この後の社会は教室移動らしいから早めに行こうよ」


「そうだね」


------


私はこの時間が待ち遠しくて仕方なかったのだ....この授業こそ薬屋のおばちゃんに言われて気になって仕方がなかった授業なのだ....


「来た子は教室と同じ位置に座ってね」


なるほど社会は物部先生なのか.....もしかしたら私のクラスの文系科目は全部物部先生担当なのかもしれない。

あっ、あった!!!あったよ!!社会の教科書だ!!私が待ち望んでいたこの教科書!!


[新説:異世界史自世界史]


異世界史と言う単語にワクワクが止まらなかった

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