失色 作者: 時雨良明 掲載日:2018/01/07 ひとしずくまた流れた涙を ココロと呼んだ人がいた 前向きな運命の内側を 目を閉じたまま歩いていた 鳥籠の中で鳥は歌い続けた 死神さんは目の前で眠って 太陽が呪いの色なのは 僕に心がないからだろうか あとがき。 いつも自分がどこにいるかわかっていない。こことあそこの中間地点は幅が広すぎる。ごちゃごちゃの感覚の内側を転がるように過ごしている。 どこかにいるはずの僕は泣いているのか怒っているのか。 足りないものを探すのは自分の色を失うだけだ。