第一話 来たぜ異世界!な少年と、奴隷少女
第一話ですから!第一話…ですから…ッ。
「う、ああぁぁー…、全身痛…くない?」
目が覚めた。
周りを見回しても、木、木、木。
というか森だった。
「どこだよ、ここ…普通死んだら天国か、地獄か、輪廻転生じゃねぇの?それとも何?天国って森ばっか?」
だが、オタクをなめるな。
「ま、異世界認定しときゃ良いか。」
スキル〈超理論〉、発動!(注:彼が適当に言ってるだけです。)
「ま、異世界に来たらまずは能力が無いか確認だな。」
能力探し体操-!
ちゃーちゃーちゃらちゃちゃっちゃーちゃーちゃらちゃちゃっちゃらちゃらちゃらちゃらちゃテレレン↑
右手を軽く振ってー、次は、左手を軽く振ってー、はい!1、2、3、4、5、6、7、8
右足を軽く振ってー、次は、左足を軽く振ってー、はい!1、2、3、4、5、6、7、8
一点を凝視してー、次は、大きな声で「メニュー!」、はい!1、2、3、4、5、6、7、8「メニュー!」。
反応があったのは、左手を軽く振るのでした。はい。
何でやったかは分かりません。
え?字数稼ぎですか?
…まったく、身に覚えがございません。
第一、そのようなことがあろうはずがございません。
そんなことより。
出て来たのは、水色のやけにMMORPGチックな半透明のメニュー。
つか、ゲームのメニューから、ログアウトとか、環境設定を無くしただけみたいな感じ。
…色々チートのパターンが読めてきた。
まず、
『兵器』の項目がある時点で、兵器チートは確実。
『ネット』がある時点でネットチートも確実。
『機動装甲』がある時点で、メカ系のチートもあるっぽい。
『服装、性別、種族』は…なんだろ?
『その他』は知らん。
『スキル一覧』スキルチートだな。うん。
『ステータス画面』は…
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NAME/冬沢 漣都 男性 15
ステータス
HP:ERROR/ERROR
MP:ERROR/ERROR
ATK:ERROR
DEF:ERROR
SPD:ERROR
LUK:1000
以下の項目が測定できません。
HP、MP、ATK、DEF、SPD
所持金:99999999999999999999999999999999ウェント(9999穰ウェント)
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〈兵器〉 〈ネット〉 〈機動装甲〉
〈服装、性別、種族〉 〈称号〉
〈その他〉 〈地図〉
〈持ち物〉 〈スキル一覧〉
〈お知らせ〉
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と、まぁこんな感じ。
ステータスからチートがにじみ出ているね。うん。
チートも確認したので、とりあえず町に行くか。
地図はFPS見たいに視界の端に表示されているのでそれを見ながらいく。
30分位で森を抜けると、向こうに結構大きい町が見える。
召還スキルで双眼鏡をだし、まちのようすをみる。
立派な建物もいくつか双眼鏡で確認できた。
よし。行こう。
あ、でも服変えた方が良いか。
流石に制服のままはまずいし。
と言うわけで、制服から、黒のコートと藍のシャツ、黒のズボンを召還し、着替える。
着替えたら、町に向かう。
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町には20分ぐらいで着いた。
町に入るのにお金がかかったが、たいした額でもなかった。因みに、文字は普通に読めたし、会話も出来た。
町に入ったはいいが、何するのかを決めていない。
ただ、一人というのもさみしいなーと思っていたら、目の前に奴隷商店があった。
異世界だしなー。奴隷位いてもおかしくないよな…そんなことを考えながら、奴隷商店を見ていると、店先にやたらと安く黒髪の少女が売られているのが目に入った。
いや、奴隷とか日本で見たことないし、平均価格がどのくらいか知らないけど。
…やめろ、そんな目で見るな。
買って助けてあげたくなっちゃうだろ。
…まぁ、最初からそのつもりだけど。
とりあえず中に入って、聞いてみるか。
「ごめんくださーい。」
「はいはいはい。いかがされましたか?」
「あのー、店先の子が欲しいんですけど…」
「あー。アレですね。でもアレは魔法が使えませんよ?処●ではありますが。」
「あー、はい。大丈夫です。」
「わかりました。では契約を結びますので、此方へどうぞ。…あ、おい君。店先のアレを奥へ連れてきてくれ。」
「わかりました。」
店長は店員らしき人に指示を出す。
そして俺は、奥の部屋に連れてこられた。
「ではここで少々お待ち下さい。」
そう言われたので、とりあえず店員さんに出されたお茶を飲みつつ、ソファーで待つことにする。
暫くすると、店長さんが、なにやら書類を持ってきて、後ろに店員さんがさっきの少女をつれてやってきた。
「お求めの奴隷は、此方でよろしかったですか?」
「はい。大丈夫です。」
「分かりました。では此方にサインを。」
渡された書類に、姓名を逆にして、サラサラッとサインを書く。
「はい、では、50,000ウェントになります。」
「はい。」
「確かに頂戴いたしました。これで終わりです。ありがとうございました。またご利用下さい。」
そう言って、店長さんに達は帰っていく。
「え、これで終わり?」
「はい。そうですよ。ご主人様。」
「!?」
ビビった。いきなり横から「ご主人様」って言われてビビった。
まぁ、奴隷だし、それが普通なんだろうけど。
「そ、そっか。…えーっと、とりあえず、外、出よっか。」
と言うわけで外に出て。
「えっと…俺は、レント・フユサワ。君の名前は?」
「私は、アリス・ヴァーミリオンです。よろしくお願いします、ご主人様。」
「いや、敬語じゃなくて良いよ。呼び方も、名前の方が良いかな。」
「分かりました。でも、敬語は生来のものでして…申し訳ありません、お兄ちゃん。」
「…うん、まぁ、ならしかたないね。別に良いよ。でも何で、お兄ちゃんになったのかな?」
「店員の方に、「相手が年上なら、お兄ちゃんと呼んでみるのも一つの手だよ」と、昔言われたことがあるので…」
「あ…うん。そうなんだ。」
色々察してしまった。
話が進まない。後三話以内で、学園に入りたい。
第一話は以上です☆
次回も期待して下さいねっ!
…自分でやると気持ち悪いな…と私は思いました。
途中のは、深夜テンションの暴走の結果です。
大変申し訳ありませんでした。