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職業勇者の魔王様(未完)  作者: アラウ
第一章 新生活
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8話

 幹を駆け上って、はい到着。

 パルクールのレベルとか上がってた気がするけど、まぁいいや。

 とりあえずさっさとこの防水膜を使って屋根を作ろう。

 何でかって?

 だって空が曇ってきたんだよ。

 雨が降る前に屋根作らないとベッドが濡れる!


 上にある枝に登り、その上にある枝も使って床の上を覆うように蔦を放射線状に広げる。

 綺麗な放射線にはならなかったが、雨が溜まらなければいいんだ。

 その蔦に、木の枝を通そうとしてやめることにした。

 なるべく空が見えるほうが、他の鳥類から見てただの樹に見えるだろうと思ったからさ。

 防水膜が俺の思った通りに流れてくれるかは分からないんだけどな。


 蔦が集まっている放射線の中央に、無造作に防水膜を乗っける。

 すると、まさしく水が流れるように防水膜が蔦を伝って流れ広がっていく。

 超不思議体験。

 蔦が広がっていくにつれて膜も広がり、しかも遅れて蔦が消えていっている。


 うん、消えてる。


 なんだろうな、これ。

 上から見てると波紋が広がってくとその後ろが消えていくようにしか見えない。

 消えてるのに、元々ある枝・・・レイディナの樹の枝は消えない。

 そういう仕様かな?

 床も見えなくなってるってことは、目隠し効果があるのか。

 魔力の泉に感謝だな。


 名前、名前かぁ。

 んーっと、そうだナーリアにしよう。

 綺麗な人にはこれだろ。

 いや人じゃないけどさ?


【―――魔力の泉に名前を贈りました。】


 仕事早えぇな!?

 俺が直接行こうと思ってたのに!


『―――ディルカ様。』


 ふぉう!?

 なに、誰の声!?


『―――ナーリアでございます、ディルカ様。涸れ果てるところだった所をお助けいただき、感謝に絶えません。その上、名前まで頂きました事にこのナーリア、感無量にございます。つきましてはディルカ様。私めは貴方様の従魔としてお役に立ちたいのです。何時如何なる時もご要望にお答えするため、髪飾りをお贈り致します。私を呼んで下さればすぐさまお応え致しましょう。ディルカ様、これより私は貴方様の従魔でございます。』


 シュン、と俺の髪になんかくっついた。

 あとごめん、長くてあんま聞いてなかったわ、髪飾りありがとうな。


【―――水属性を取得しました。

    スキル 呼び水を取得しました。

    スキル 毒耐性を取得しました。

    魔力の泉 ナーリアが従魔になりました。

    従魔から経験値が贈呈されました。

    レベルが7になりました。】


 何、経験値贈呈って。

 しかも何気にめっちゃ上がった気がするんだけど・・・。

 まあいいか、ありがたくもらっとこう。


 屋根は出来たし、まだ昼だから食べ物でも探しに行こうか。




おかしいな、仲間なんて作るつもりなかったのにな。

全体の流れを書いた下書き(10行)からずれる気がしてしょうがない。

お話の一人歩きは危険なので、これからは気をつけよう。

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