【用語解説】
DNA …… デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)の略称。生物の細胞に含まれる高分子化合物であり、生命の根幹ともいわれる。DNA鎖同士が絡まり合い、二重らせん構造を形成した状態で存在している。単体はリン酸・糖・塩基からなるが、塩基の情報の羅列は暗号としての役割をもち、遺伝子などの領域を構成する要素となる。
染色体 …… DNAがヒストンと呼ばれるタンパク質などと絡まり合って構成された細胞内複合体。「染色体DNA」と総称されることもある。
遺伝子 …… DNAを構成する4つの塩基(A、T、G、C)がランダムに並び、生命を司る暗号となる領域。その情報は、父母から半分ずつコピーされ、子へと受け継がれる。
ゲノム …… その生物がもつDNAの総体。同一の生物種同士であれば、その情報はほぼ同一である。しかし、ほんのわずかに違っている部分も存在し、それが各々の「個性」を生む。
STR配列 …… 石山と双葉が共同で発見した特異的反復配列。しかし、極めて珍しく、この配列をもつ人間は世界的にもごくわずかしか存在しない。一般的にその配列の機能や生物学的意義は不明とされているが、我々の人智を超えた真理への鍵となる特異領域ではないかという説も、一部では囁かれている。
STR因子群/STR機構 …… STR因子は、STR配列に局在が確認されたタンパク質等の総称。STR機構は、STR配列にSTR因子群が結合することをきっかけに起こるとされる一連の生体反応。ただし、その機序の詳細は解明されておらず、現在は仮説の域を出ない。
科学真理研究会 …… 有志の学生や地域住民が集まって、科学や世界の真理のテーマについて語り合うことを目的に立ち上げられた活動団体。
コスモライフ …… 科学真理研究会の上位組織であり、科学信仰を旨とする宗教団体。アングラではあるが、日本を中心に世界中に支持者のいる勢力組織。
精神世界 …… コスモライフが“宇宙の真理”と位置づけている概念の世界。この世の物質とは異なる精神や念によって構成されており、その様相はこの現実世界にも影響を与えている。ごくわずかな人間がこの世界を感じ取ったり、魂を移送できたりできるとされ、その鍵がSTR配列だと考えられている。“スピリチュアル・ワールド”とも。




