表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空中商店街の奇跡  作者: クロクマせんぱい
9/26

第9話:「バズる!SNSの影響」

みなさん、どうも~!

今回の空中商店街、SNSでまさかの大バズり!?


「おい松本ォォォ!!めっちゃバズっとるぞ!!」



この小説もバズらないかな・・・・


本日もよろしくお願いいたします

空中商店街、未来都市への第一歩!?


「ほな、市長!ワイらの商店街が未来都市の第一歩やって証明したるで!!」


松本太一の宣言により、市長は空中商店街の存続を正式に検討することを約束した。


「とはいえ、市としてもただ見守るわけにはいかん。今後の調査次第では、やっぱり撤去という判断になる可能性もある。」


市長のその言葉に、木下はホッと胸をなでおろす。


「せやけど、こっちもタダでは終わらんで!」


松本は燃えるような目で市長を見据えた。


「この空中商店街が、いかに未来に必要なものか証明したる!」

「ほう……期待しているよ。」


市長はニヤリと笑いながら去っていった。



空中商店街がSNSでバズる!?


その夜――。


「おい松本ォォォ!!えらいことになっとるぞ!!」


藤田親方がスマホを片手に叫びながら酒屋に駆け込んできた。


「なんや、今度は何や!?」


松本が驚いてスマホを覗き込むと……。


「#大阪の新名所#空中商店街」

「まさかの空中にある商店街!?こんなんアリなん!?」

「すごすぎる!これが未来の商店街か!」

「幽霊が裁判!?いや、意味がわからんwww」


「……え?」

「……おい松本、これ……」


「めっちゃバズっとるやんけぇぇぇぇ!!!」


SNSのトレンドランキングに「#空中商店街」が入っているではないか!!


「なんでや!?」

「そ、それが……海外の建築評論家が取り上げたらしいで!!」

「海外!?なんでそんなことになっとるんや!!?」

「それが……コイツの仕業や!」


藤田親方が指差した先には――


一人の外国人女性が立っていた。



国際建築評論家、マチコ・マルスカス登場!


「オーマイゴッド!!これこそ未来都市よ!!!」


金髪にサングラス、派手なファッションに身を包んだマチコ・マルスカスが、スマホを片手に叫んでいた。


「え、えぇ……誰や、この外国人……?」


松本は目を白黒させる。


「オゥ、失礼しました!ワタシはマチコ・マルスカス!世界的建築評論家です!」

「せ、世界的!?そんなすごい人が、なんでワイらの商店街に……?」

「フフフ……ワタシ、たまたまネットで幽霊裁判のニュースを見たのよ!」

「幽霊裁判かぁぁぁぁ!!!?」

「それで、『なんなのこのカオスな商店街は!?』と思って、ワタシすぐに大阪に来たわ!」

「行動力すごすぎるやろ!!!」

「だって、空中に商店街を作るなんて、こんなバカげた発想、世界中探してもここだけよ!」

「いや、バカにしとるやん!!!」

「ノンノンノン!バカじゃない!これは革命よ!!」

「革命!?そんなすごいことになっとるんか!?」

「ええ!!ワタシ、建築専門のSNSアカウントにこの空中商店街の写真をアップしたの!」

「……それが、世界中に拡散されたってことか?」

「そうよ!今や『大阪の未来都市』として大注目なの!」

「えぇぇぇぇぇ!!!?」



世界が注目!?空中商店街の可能性


「#SkyMallOsaka#未来の都市計画」

「世界中で空中商店街の可能性が議論されているらしい」

「大阪にこんな面白いプロジェクトがあるのか!」

「幽霊裁判ってなんやねんwww」


「こ、こんなことになっとるんか!?」


松本はスマホの画面を見ながら仰天する。


「こんなにバズったら、市も簡単には撤去できんやろ……!」

「ふふふ……その通りよ、マツモトサン!」


マチコは満足げに微笑む。


「世界が注目している今、市がこのプロジェクトを潰せば**『大阪は新しい挑戦を潰す街だ』と批判されるかもしれないわね?」

「おおぉぉぉぉ!!」


松本はガッツポーズを取る。


「ほな、これはチャンスやないか!!」

「ええ!ワタシはこの商店街をもっと広めるわ!」

「マジか!?ほな、宣伝頼んだで!!」

「オゥ!!Leaveittome!(任せなさい!)」


こうして――。

空中商店街は、SNSの力によって「未来都市」としての可能性を大きく広げた!



木下、再び混乱する


「ちょ、ちょっと待て!こんなん、ええんか!?役所としては、どう対応したらええんや!?」


木下は完全に頭を抱えた。


「いやぁ、ワイもわからんわ。」

「オイィィィィ!!」

「でもな、もうワイらの商店街は世界中の人が注目しとるんや!」

「……ちくしょう、また厄介なことになりおった……!!」


木下は完全に戦意喪失状態だった。


「でもなぁ……こうなると、市長も慎重になるかもなぁ……」


河合さちえがニヤリと笑いながら呟く。


「つまり……ワイらの商店街は、もう簡単には潰されへんってことや!」

「おおぉぉぉ!!!」


松本たちは歓声を上げる。

しかし――。


この空中商店街に、新たな危機が訪れようとしていた。



次回予告:第10話「ゴミ問題と住民トラブル」

SNSでバズった空中商店街!


しかし、観光客が急増したことでゴミ問題が発生!?


「オイ松本ォォォ!!ゴミが溢れとるぞ!!」


さらに、近隣住民とのトラブルも勃発!?


「こんなん、住民に迷惑やんか!」


次回、空中商店街の存続をかけて、環境問題との戦いが始まる!?


「空中商店街の奇跡」、次回もお楽しみに!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ