第8話:「未来都市宣言!?」
今回はフィクションであればこそ。。
好き勝手にやってみました、
強引な展開ですが御許しを
本日もよろしくお願いいたします
幽霊裁判、白熱!
「裁判長、市長!ワイらの商店街は江戸時代の法に基づき、正式に認められるべきや!」
松本太一が胸を張って主張する。
しかし、役所の木下は鬼のような形相で叫んだ。
「だからぁ!!江戸時代の法律が今の時代に通用するわけないやろ!!」
「むっ……何を申すか!」
幽霊役人お奉行様が扇子をバシン!と閉じながら言い放った。
「そもそも、現代の法律には『空中に商店街を作ってはならない』という明確な条文がない!」
「そんなん屁理屈や!!」
「屁理屈ではない!」
お奉行様は堂々と胸を張った。
「現代の法律が適用されないなら、江戸時代の法律を適用するのが筋であろう!」
「ぐぬぬ……!!」
木下は歯ぎしりする。
その時だった――。
「まぁまぁ、もうちょっと視野を広げようじゃないか。」
突然、会場に響く声。
「……誰や!?」
松本が振り向くと――。
そこには、サングラスをかけた男が立っていた。
「フッ……俺は未来から来た者、清水元太郎だ。」
「またお前かい!!!」
商店街の住人たちが一斉にズッコケる。
「お前なぁ、未来から来たとか言うてるけど、証拠あるんかいな!」
木下が疑いの目で清水を睨む。
「フフフ……ならば、これを見せよう。」
清水はポケットから奇妙な機械を取り出した。
「ピピピ……」
機械が作動し、空中に映像が浮かび上がる。
そこに映し出されたのは――
未来の大阪。
そして、その中央には――
「天空商業都市・マツモトタウン」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
空中商店街=未来都市!?
「ちょ、ちょ、ちょっと待てや!!」
松本は映像を指差しながら叫んだ。
「ワイの名前がついとるやんけ!!」
「フフフ……そうさ。」
清水はサングラスをクイッと上げる。
「未来の大阪では、この空中商店街が発展を続け、最終的には『天空商業都市』として認定されるのだ。」
「おいおい、マジか!?」
商店街の人々がざわつき始める。
「未来の都市計画資料によると、ここは最終的に大阪の最先端都市プロジェクトの中心地になる。つまり――」
清水はニヤリと笑いながら言った。
「ここは、未来では正式な都市なんだ。」
「な、なんやてぇぇぇ!!?」
木下、完全に混乱する
「ちょ、ちょっと待て!!未来の都市になるとか、そんな話聞いたことないぞ!!」
木下は完全にパニック状態だった。
「これは俺の“未来データ”に基づくものだ。まぁ、俺が未来人だと信じるかどうかはお前ら次第だが……」
「そんなもん、信じられるかぁぁ!!!」
木下が頭を抱える。
「いや、でもなぁ……」
市長が興味深そうに映像を眺めていた。
「もし本当に未来の都市になるなら……」
「えっ、市長!?」
「面白い話じゃないか。」
市長はニヤリと笑った。
「松本くん、君たちの“空中商店街”は、本当に未来の大阪に必要なものなのかもしれないな。」
「おおぉぉぉ!!」
松本はガッツポーズをする。
「ほな、市長!ワイらの空中商店街を正式に認めてくれるんか!?」
市長は少し考え込む。
「……今すぐ認めることは難しいが、この計画には可能性を感じる。」
「ほうほう!」
「しかし、条件がある。」
「なんや?」
「商店街の安全性と、実際に地域活性化に貢献する証拠を示してほしい。」
「なるほどな……!」
松本は燃えるような目つきになった。
「ほな、ワイらの商店街が未来都市の第一歩やって証明したるで!!」
幽霊裁判、一時休廷!
こうして、市長は「空中商店街」の存続を正式に検討することを約束した。
役所の木下はがっくりと肩を落とす。
「うぅぅ……もうワケわからん……」
「まぁまぁ、木下さんも一杯飲んで落ち着きぃな。」
松本は木下の肩を叩いた。
「さて……ここからが本番やな!」
幽霊裁判は一時休廷。
空中商店街の未来をかけた、新たな挑戦が始まる――!
次回予告:第9話「バズる!SNSの影響」
幽霊裁判が一時休廷し、市長の判断を仰ぐことになった松本たち!
しかし、ここでまさかのSNSバズり事件発生!?
「これ……世界中で拡散されとるやんけ!!」
次回、国際建築評論家マチコ・マルスカスが登場!
「オーマイゴッド!これこそ未来都市よ!」
次回、空中商店街がSNSで話題になり、世界へと広がる!?
「空中商店街の奇跡」、次回もお楽しみに!!