第14話:「揺れる商店街と影の存在」
「フフフ……商店街を潰したい勢力が動き出したようやな。」
まさかの破壊工作!?
影でうごめく黒幕の正体とは!?
本日もよろしくお願いいたします
異常振動の原因を探せ!
「ゴゴゴゴゴゴ……!!!」
空中商店街が異常な揺れに襲われる。
「ワイらの商店街が崩れるんちゃうか!?」
松本太一は必死に通路の手すりを掴んだ。
「異常振動を検知!通路のバランスが崩れています!」
AI監視システムの警告が鳴り響く。
「地震ちゃうんか!?なんでこんな揺れ方しとるんや!?」
「いや、地震やったらもっとガタガタ揺れるはずや!」
「ほな、何かが原因で揺れとるんか?」
「そうじゃ!ならば調査するぞ!」
ノコギリ仙人が飛び出した。
「ワシの目をもってすれば、この異変の正体などすぐに分かる!!」
「頼むでノコギリ仙人!!なんとかせぇ!!」
ノコギリ仙人の調査!
ノコギリ仙人は通路の下に潜り込み、構造を調べ始めた。
「ふむ……」
「どうや、何かわかったか?」
「これは……誰かが意図的に細工しとるのぉ……!」
「……は?」
「ほれ、ここを見てみぃ!」
ノコギリ仙人が指差したのは、通路の支え部分だった。
「何やこれ……ネジが緩んどる……!?」
「そうじゃ!しかも、ワシらが建築した時にはこんなことはなかった!」
「つまり……」
「誰かがワザとネジを緩めたんや!!」
「えぇぇぇぇぇぇ!!??」
商店街を狙う影の存在!
「誰や!?こんなことをしたんは!!」
松本は顔を真っ赤にして叫んだ。
「ワイらの商店街を潰そうとしてるんか!?」
「ぐぬぬ……」
役所の木下は何かを思い出したように呟く。
「もしかしたら、市の一部の役人かもしれん……」
「は!?どういうことや!?」
「実は、ワイの上司が『空中商店街は撤去させるべきや!』ってずっと言うとったんや……」
「なんやてぇぇぇ!!?」
「それだけやない……商店街を潰したがってるのは、役所の人間だけとは限らん。」
「……どういうことや?」
「この商店街が発展すると困る連中がおるんかもしれん。」
「例えば?」
「他の大型商業施設とか……あるいは、この街の再開発を狙っとる企業とか……」
「そんな奴らが、ワイらを潰そうとしとるってことか……!?」
「かもしれんな……」
松本は拳を握りしめた。
「なんや知らんけど、ワイらの商店街が邪魔な奴がおるっちゅうことか!!」
清水元太郎の怪しい動き
「フフフ……面白くなってきたな。」
突然、サングラスをかけた男が不敵な笑みを浮かべた。
「お前……清水元太郎!」
「どうやら、この商店街は思った以上に色んな勢力に目をつけられとるようだな……」
「お前、なんか知っとるんか?」
「フフフ……ワイの情報網をもってすれば、犯人の正体もすぐに分かるかもしれんぞ?」
「えぇ!?マジか!?」
「ただし――」
「また条件付きか!!?」
「フフフ……取引しようじゃないか。」
清水はニヤリと笑った。
「ワイの研究に協力するなら、この件の真相を探ってやってもいい。」
「研究……?なんやそれ?」
「それは、また後で話そう。」
「いや、それが一番怪しいんやけど!!!」
幽霊裁判、再び開廷!?
「ふむ、ならば拙者がこの件を裁くとしよう!」
「うおぉぉぉ!?また出たぁぁぁ!!」
商店街のど真ん中に、幽霊役人・お奉行様が堂々と現れた。
「空中商店街に対する破壊工作。これは由々しき事態じゃ!」
「お奉行様、どうするんや!?」
「当然、犯人を捕らえて裁きを下す!!」
「ほな、犯人探しをするってことか!?」
「その通りじゃ!」
お奉行様はドヤ顔で腕を組んだ。
「ならば拙者が『幽霊裁判』を開廷し、裁きを下そう!」
「いやいや!!まずは犯人探しからやろ!!」
「その通りじゃ!ならば、おぬしらと協力して、証拠を集めるぞ!」
「えぇぇぇぇ!!?」
松本たち、犯人探しへ!
こうして、松本たちは商店街を狙う“影の存在”を突き止めるための調査を開始することになった。
*ノコギリ仙人が、他に細工された場所がないか調査!
*清水元太郎が、裏で動く組織の情報を探る!
*お奉行様が、幽霊裁判の準備を進める!
「これで……犯人の正体を突き止めたる!!」
松本は決意を固めた。
しかし、この事件の背後には――。
さらに大きな陰謀が渦巻いていたのだった……!
次回予告:第15話「破壊工作の黒幕を追え!」
空中商店街を襲った異常振動は、誰かの破壊工作だった!?
「誰がこんなことを!?絶対に許さん!!」
清水元太郎の情報網が動き出し、怪しい企業の影が浮かび上がる!?
「もしかして……商店街を潰したい“黒幕”がいるんか?」
次回、陰謀の中心に迫る!!
「空中商店街の奇跡」、次回もお楽しみに!!