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空中商店街の奇跡  作者: クロクマせんぱい
11/26

第11話:「住民会議、大炎上!」

SNSバズりで注目された空中商店街、しかし住民たちの反応は真っ二つ!?


「騒音とゴミの問題が深刻や!」

「でも、商店街に活気が戻ったやろ!」


ついに開かれた住民会議で、存続か撤去かの大激論が巻き起こる!


うんうん。。活気が戻るのはいいことでしょ。。

でしょ。。。


本日もよろしくお願いいたします

商店街の未来を決める、住民会議開幕!


「松本ォォォ!!!住民会議が荒れまくっとるぞ!!」


藤田親方が血相を変えて駆け込んできた。


「えぇ!?住民会議って、ワイらの空中商店街のことで?」

「せや!住民たちが『このまま空中商店街を続けるべきか?』で大激論になっとるんや!」

「うわぁぁぁ!!マジか!!」


松本は慌てて会場へ向かう。

商店街の集会所には、住民たちが大勢集まっていた。



賛成派vs反対派、対立激化!


「やっぱり、空中商店街なんて危ないんちゃうか?」

「そやそや!こんなもん、ワイらの生活にとって邪魔や!!」

「いやいや、これがあったおかげで商店街に活気が戻ったんやで!」

「未来の大阪ではこの商店街が都市になるって話もあるんやで!」


住民たちの間で激しい議論が巻き起こっていた。


住民たちの主張

反対派(空中商店街撤去を求める)


「騒音がひどい!夜も落ち着いて眠れん!」

「ゴミが増えすぎや!迷惑でしゃあない!」

「観光客が増えて、ワイらの生活が脅かされとる!」

「そもそも、空中に商店街を作るなんて前例がない!危ない!」



賛成派(空中商店街存続を支持)


「観光客が増えて、商店街が儲かるようになった!」

「若い世代が商店街に興味を持ち始めた!」

「未来ではここが都市になるって予言もあるし、新しい時代の商売の形や!」


議論はどんどんヒートアップしていく。



住民会議、大炎上!!


「ワイらの生活を壊すんやったら、空中商店街なんていらん!!」

「ちょ、ちょっと待ってや!そんな乱暴に決めんでも!」

「反対派は感情的すぎるわ!せっかくええ流れになっとるんや!」

「ほな、お前らんとこに観光客が押し寄せて、騒音とゴミまみれになったらどう思うんや!!」

「ワイらがやっとるんは、大阪の未来のためのプロジェクトや!!」

「大阪の未来なんか知らんわ!!ワイらの“今”の生活が大事なんや!!!」

「ぐぬぬぬ……!!」


空気は今にも取っ組み合いが始まりそうなレベルの緊迫状態になっていた。

松本、窮地に立たされる!


「え、ええと……ワイとしては……」


松本が汗を拭きながら口を開こうとした、その時。


「ちょっと、みんな落ち着きなさいよ。」


場の空気をピシャリと制したのは、喫茶店「リーガル・カフェ」の河合さちえだった。


「冷静に考えなさいよ。空中商店街には問題もあるけど、それを解決する方法を探せばいいんじゃない?」

「そんなん、どうやって解決するんや!」

「ふふ……それを考えるのが、この会議の目的じゃないの?」

「む……確かに……」

「それに、もし空中商店街を潰すなら、それ相応の代替案が必要なんじゃない?」

「え?」

「つまり、空中商店街を潰して、商店街がまた寂れることになってもええの?」


住民たちが黙り込む。


「結局のところ、みんな『問題を解決したい』んであって、『商店街を潰したいわけじゃない』んじゃないの?」

「むぅ……」

「せやけど、どうやって解決するんや?」

「そこを、みんなで考えましょうよ。」



お奉行様の裁定!


「ふむ、ならば拙者が裁きを下すとしよう。」

突如として会場の中央に幽霊役人・お奉行様が立っていた。


「で、出たぁぁぁ!!!」


住民たちが一斉に悲鳴を上げる。


「よいか、これは『住民vs商店街』の裁きの場となった。ならば、江戸時代の法に則って決めようではないか!」

「お、お奉行様ぁ……!」

「拙者が言いたいのはこうじゃ。この空中商店街、存続には“試験期間”を設けるべし!」

「試験期間?」

「一定期間内に問題が解決し、住民の納得が得られれば存続!そうでなければ撤去!」

「なるほど……それならええかも……?」


住民たちが顔を見合わせる。



「空中商店街試験存続計画」、始動!


こうして、住民会議の結果――。


*「空中商店街は試験的に存続」

*「一定期間内にゴミ・騒音・安全性問題を改善すること」

*「解決できなければ撤去を検討」


という形で決着した。


「ふぅ……なんとかまとまったな……」


松本はホッと胸を撫で下ろす。


しかし――。


「でもなぁ……解決策を考えるって言うても、簡単にできるもんやないで?」


藤田親方がボソリと呟く。

そう、空中商店街の存続は大きな課題とともに試されることになったのだ。



次回予告:第12話「安全対策と新技術!」

住民会議の結果、「空中商店街の試験存続」が決まった!


しかし、「安全性の問題」を解決しないと、本当に撤去されることに!?


「ほな、どないしたらええんや……?」


そこに、清水元太郎がまたもや怪しい技術を持ち込む!?


「この最新技術を使えば、安全性もクリアできる!」

「いや、それ怪しすぎるやろ!!」


次回、空中商店街の安全性向上計画始動!!


「空中商店街の奇跡」、次回もお楽しみに!!

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