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最終電車が通りすぎた後の無人駅。  作者: 若鷹トラッカー
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緊急事態

時刻はまだ5時前か。あっ雨が降って来たな。


先に着替えて車で迎えに行くか。


家に帰ってバタバタ着替えて保育園に向かった。雨が本降りになって来たな。


すみません片野の代理で来た者ですが瑞穂ちゃんを迎えに来ました。


あっ少々お待ちください。


飯田先生。瑞穂ちゃんのお迎え来ましたよ!


すると身長の低い男の先生が出てきた。


すみません。お迎えは親族以外には渡せないんですよ。


ん?その姉から連絡あったでしょ?


でもですね。規則ですから。


あっ大丈夫です。婚約者なんで。


でもですね。昨今の事件が、いろいろ有る世の中なので


ごちゃごちゃ言わんとはよ連れてこんかいワレ!


どうしました飯田先生?そちらの方は?


あっ園長。こちらの方がですね…


保護者から許可が出てるならいいじゃないですか。


いや、園長でもですね…


なかなか瑞穂を連れてきたがらない担任。


飯田先生早く片野瑞穂ちゃんを連れてきなさい。なにか有れば私が園長として責任を取ります。


それが……居ないんですよ…さっき男の子と喧嘩して飛び出てってしまってですね。


はっ?


えっ?


お前はなにしてんだぁーー!


園長と俺の声がハモった。


園長と顔を見合わせて、またハモった。


なんでお前は報告してないんだ!


そしてまた園長と顔を見合わせてハモった。


そしてお前はなんで探しに行ってないんだ!


探しに行って来ます!


当たり前だ!出てから何分ぐらい経ってるんです?


15分くらいです。


なに呑気に言ってんだ?お前ら覚悟せぇよ!


そう言いながら園を飛び出した。

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