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エッセイ集

神様から「あなたの命は明日までです」と言われた時

作者: たてみん

本当は綺麗な言葉を書き連ねようかなとも思いましたが、今頭に浮かんだものをそのまま書かせて頂きました。

もしもいま、目の前に神様が現れて

「あなたは明日死にます」

と言われたら、あなたはどう思い、何をするだろうか。



25歳、社会人

「会社サボって貯金でパーッと遊ぶかな」



19歳、実家暮らしの学生

「ちょっ、急いで押入れの奥に隠しているブツを処分しねえと。

俺が死んだ後にあれがお袋にでも見つかったら死んでも死に切れねえじゃん」



17歳、高校生2人組

「そりゃ、好きなあの子に告白しに行くな」

「はぁ?!俺は絶対に嫌だね」

「何でよ。明日が告白する最後のチャンスなんだぞ。玉砕覚悟で行くっきゃねえじゃん」

「いや考えてもみろよ。もし万が一それで『私もあなたの事が好き』とか言われたらどうすんだよ。

『実は俺、もう死ぬんだ』って言えるのか?最悪だろそんなの!!」

「うぐっ。そ、そうだな」



37歳、一人暮らしの男性

「両親の顔でも見に行くかな。

あーでも、親父にぶん殴られそうだな。

『俺より先に死ぬとは、この親不孝ものが』って言われてさ」



やくざ

「けっ、ざけんな、誰がそんなの信じるかよ。

俺を殺したきゃ、核ミサイルでも持って来いってんだ」



16歳、童貞

「ちょ、まって。

童貞のまま死にたくない!」



47歳、とある実業家

「なにもしません。

あ、いえ。この表現は誤解を生みますね。

正確には、特別変わった事は何もしません。

私は一瞬一瞬を最大限生きています。

だから、明日も最大限生き続けるだけです」



27歳、女性

「あの人とずっと一緒に居ます。最後の一瞬まで」



8歳、貧しい国の少女

「そっかー。一度でいいからお腹いっぱいご飯が食べたかったな」



27歳、単身赴任中の男性

「娘の顔を見に行きます。

もしかしたら、俺の顔忘れてるかもしれないんですけどね。ハハッ」



87歳、老婆

「あらあら、そうですか。ご親切にどうも。

あの、死んだらおじいさんには会えますでしょうか」



たてみん

「お、それはつまり、明後日まで生きられたら神様に勝ったって事で良いんだよね。

よおし、見ててくれよ神様。

僕はそんな運命に打ち克つ男だって証明してみせようじゃないか!!」

意外と、自分に対して言われたら、そこまで深刻にはならない気がしているのは私だけでしょうか。


では、もしこれが「あなたの大切な人が明日死ぬとしたらどうしますか」だったらどうでしょう。

きっと全然違う思いが溢れるのではないでしょうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分なら、ぼーっとしながら空に流れる雲を見たり、人がいるところへ出かけて往来を眺めたり、雑踏を聞いて虚無感や孤独を紛らわせるかな。 夜なら星を数えながらウトウトして、宇宙の果てに想いを馳せる…
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