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第1話 始まった?終わった?

今、俺が置かれて居る状況を説明すると・・・・・。

「なんだこれ?」の一言だ。


現在の状況は、とっても顔の怖いおじさん(おにいさんもいるのか?)に挟まれ、ガラスすべてにシートが貼ってあり外からまったく見えない装備をされた真っ黒な車の後部座席に

容疑者のように手に手錠をはめられて、怖い顔の男性二人に挟まれて座っている状況だ。

何故こうなったか、と少し回想に入らせてもらう。


とりあえず、この辺で一度、自己紹介でもしておこう。

俺は市内のふつーの私立高校に通う、ふつーの高校1年生の坂元健太(さかもとけんた)だ。

よく漢字の『元』を『本』に間違えられたりする。まあ、今の回想には関係ないか・・・。

で、今日ふつーの学校からふつーに帰ってきて、家にいつものように入ったんだ。

リビングを見てみると何だか怖い顔の人が両親と話しているのが見えたが、俺はあまり気にせず部屋に上がったんだ。

それから、どれだけ経ったんだろうかな?悪いが俺は細かく時計を見る癖がないんでな。

部屋のドアが乱暴に叩かれた、かなりドッキリしたが、まだ乱暴に叩き続けられるドアを開けてみた

そこにはさっきまでリビングで親父&お袋となにやら話していた顔の怖いおじさん達が笑顔で立っていたんだ。

今考えるとあの笑顔は偽者もいいとこだったんだな・・・。


それで、手を差し出してきたもんだから、「握手を求めてるのかな?」とか思って俺も握手をしようと手を差し出した。

が、コレがすべて間違いだったことに俺は数秒で気づかされた。

その差し出した手にガチャリと何かがくっついたからだ。

それは良くドラマなんかで見る、手錠って奴だった。

「えぇぇええぇぇ?!?」

思わず叫んだね、うん。

俺の手に手錠をはめた事を確認すると、顔の怖いおじさんはおもむろに俺を抱き上げてどっかに運ぼうとしだした。

「おい!?ちょ!!お袋!親父!!コレはいったいなんだ?!」

連れて行かれかけてる俺を心配するそぶりも見せない両親に俺は聞いた。

「えっとぉ〜。お母さん達ぃ〜その人に大きな借りができちゃってぇ〜」

何故かギャル口調(少し古い気がするが)のお袋。

「それで、まあその借りのお返しで、お前をな☆」

そういって、気持ちが悪いウィンクをする親父。

「何だよ!?大きな借りって!!!!」

目の前で連れ去られそうな息子を心配もせずに、見守るバカ夫婦に向かって叫ぶ。

「うんとねぇ〜。ここではいえないことかなぁ〜?」

そう言って、お袋も親父と負けず劣らず気持ちの悪いウィンクをしてくれたよ。

俺を落ち着かせるためにしたのかもしれんが、だとしたら逆効果も良いとこだぞ。

「もしかして・・・・俺を売ったのか・・・・?」

なんとなくだが帰ってくる返事は予想できた・・・。

俺の前に立つバカ夫婦は声をそろえていった。言い放ちやがった。

「違う違う“プレゼント”だよ。プレゼント☆」

「ふざけるなぁぁぁぁあぁぁぁーーー!!!!!!」

俺は絶叫したけど、俺を抱えているおじさんは止まるそぶりも見えず、そのまま、車に放り込まれたわけだ・・・。

はい!コレで簡単回想終わり!!


っていうか、あの馬鹿夫婦・・・もし帰れたら、絶対復讐してやる!!

でも・・・もし帰れたらか・・・自分で言って凹むよ・・・。

しかし、この車はどこに向かってるんだろうかな・・?

かれこれ1時間は走ってるぞ。まだかかるのか?

そんな事を考えていたら、助手席に座っている顔の怖い・・・こっちはおにいさんか?が

「おい!そろそろ、そいつ寝かしときやぁ。くれぐれも乱暴に扱うなや、商品なんやけのぉ」

はい、今なんと言いましたか?

え?しょうひん?小品?あ、小物か・・・違う?

商品?俺売り物?飛ばされるわけ?ちょっとまてえぇぇーー!!!

俺はどこぞの不幸少年じゃねーぞ!!?!

少し勇気を出して、助手席に座っているおにいさんに話しかけてみた。

「あのー・・・。俺は今からどうなるんですか?」

助手席に座るおにいさんはにこりと笑っていった。

「大丈夫やなぁ。心配せんでも、すぐ帰ってこれる。灰となってな」

あれ?最後ぼそりとなんていいましたか?

はい、はい、ハイ!灰?・・・・・。

灰になって帰ってくるって、死んでるんじゃン?

死んでなかったとしても、体はないじゃん?

俺は頭に手を当てて、回りを気にせず横に振りまくった。


ガツと鈍い感触と音が聞こえた・・・・。

隣を見てみると、顔の怖いおじさんが、さらに怖い顔をしていた。

「え・・・?もしかして、あたりました・・?」

「小僧。きいつけやー。車んなかは狭いけぇの・・・・なぁ?」

そう言って、おじさんはニコリと笑った。だから、俺も笑い返して。

「そ・・・そうですよね・・・。で・・俺は今からどうやって眠らせられるのでしょうか・・・?」

聞いてみた、そうしたらおじさんはニコリと笑い返して拳を握りながら言った。

「こうするのが一番ええけのぉ」

その言葉と同時に俺の腹部に衝撃が走った。あ・・・意識が飛ぶ・・・。

どうにか意識を保とうとがんばろうとしたら、追い討ちでもう一発腹に衝撃が・・・。

「ぐふぅ」

あはっ。さすがにもう無理だ・・・・。

俺は意識を保つ事をあきらめ暗い闇の中へ落ちて行った。



挨拶一括。

短編で『連載をしてみる気はありませんか』といわれて思い立って連載を始めてみました。

皆様見てやってください。


感想&評価お待ちしてます。

では、失礼します。

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