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吹部と恋と  作者: 神原 憂
3/5

恋より部活

♪〜キーンコーンカーンコーン コーンキーンカーンコーン〜♪


1時間目の終わりのチャイムがなる。


すると、鈴華が私の席の前に立ち


「楓ちゃんは、長谷川くんと付き合わないの??ふふ笑」


といった。


「衣玖?・・・え?どこからそいつが出てきたの?」


「だって後ろにべったりくっついてるじゃないふふ笑」


「え…?」


そう言われて後ろを向くとそこに「ばあっ!」っと変顔をしている長谷川衣玖(はせがわいく)がいた。


「・・・衣玖とはただの幼馴染。付き合うもなにも、そんな事考えた事もないもん。それに今は恋より部活!!部活に中学時代はあげるって決めてるの!ねー!衣玖?」


「おいおい。変顔について少しも笑ってくれないと結構傷つくんですけどなー。」


「あー。うん。凄い凄い。話変えんなよ。」


私が真顔に棒読みという態度をとったからだろう。衣玖は


「あー…はい。すいませんでした。」


というだけだった。


「ところで鈴華さんよ。安心したまえ。俺は楓の事を恋愛感情でみた事はない。だから素直に俺に告ってもいいぞ☆」


呆然としている鈴華の前で衣玖は、GOODポーズをしている。


「んなわけあるかー!!」


いつもは落ち着きのある鈴華もさすがに大声をあげた。


「あたりま… ゴツっ!!!


「楓ちゃん!!大丈夫?!」


と鈴華がいったその目線の先には窓にぶつかっている私が頭を抑えていた。


「いったー!!・・・大丈夫。いつもの事。」


「あー。そうだね。ふふ笑心配して損したふふ笑」


えっと鈴華?ちょっと酷くない?


「それより楓ちゃん!ふふ笑来週はついに修学旅行だね!!ふふ笑」


そう。私たちの学校は他の学校とは違って、3年生の時に修学旅行がある。


なので私たちは来週京都と奈良と大阪。2泊3日で行く。


「楓ちゃんって長谷川くんと同じ班だったよね?ふふ笑確か私とも!ふふ笑」


「うん。」


「ふーん。修学旅行、面白くなりそうふふ笑」




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