甘い君
ふわふわのスポンジ、とろとろのクリーム、スライスされた苺、そして一番上に乗っている、砂糖漬けの目玉。
苺のショートケーキならぬ、目玉のショートケーキの完成。
ああ、とても美味しそう。
君は甘くて美味しい。
君の目だってきっと蕩けるような甘さなのでしょう。
このショートケーキ、何処から食べようかしら。
少し悩むけれど、やっぱり目玉。
だってわたし、いつも1番好きなものから食べ始めるもの。
ケーキだって、プリンだって、ジュースだって、甘いモノならみんな好き。
でも、君は特別。君が1番好き。
君は最後まで「そんなに俺が憎いのか」って言ってたけど、それは違うわ。
大好きだから、特別だから。
こうした方が1番良いと思ったの。
これが、わたしの愛のカタチ。
わたしにはこれしかなかったから。
君が大好きで、だいすきで、ダイスキデ。
誰にも取られたくなかったから。
わたしだけの君にしたかったから。
だから、君を甘く美味しく食べる事にしたの。
君がわたしの体に入ってくる度、自分が満たされていくのがわかるわ。
わたしと君が溶け合って、ひとつになっていく。
なんて幸せな事なんでしょう。
これできみはずっとわたしのもの。
ついに・・・・・・・ついにやってしまいましたヤンデレ小説!
ある曲を聴いていたら手が勝手に動いてまして・・・。
ですが、なんだかヤンデレじゃない何かのような気がします。
まあ細かいことは気にしてはいけません。