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完全敗北  作者: 葉月茉莉
7/15

「透、ごめんな」


 帰る途中、一意は透にぽつんと謝った。 

 透の機嫌が最悪なのは、さっきの相手の所為だ。


 自分が、正直に答えたから。


 その結果、付いて行くと言われて。

 不愉快な思いをさせてしまったのだ。


 悪かった。と、素直に謝る。


「あいつとは、仲良いんか?」

「いや。挨拶するくらいやで。ほとんど付き合いはないねん」

 本当に。

 挨拶以外にほとんど話したことはない。


 だから、家にまで付いてくるなんて思いもしなかった。以前付いて来られた時も驚いたけど。


「そうなん?」

「うん、ごめんな。君に不愉快な思いさせて」

「一意は何も悪くない」

 でも、と、まだ何か言いかけた一意の頭を、ぽんぽんと透は優しく叩く。


 いつもなら、子ども扱いして、と腹が立つのに、今の一意にはその透の優しさが嬉しかった。




.

放置していてごめんなさい。

今回短め。

完結させます。

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