第三話〜釣り〜
モロヘイヤ小学校の生徒であるちびたこ。
今日はオンラインでクラスごとの朝の会が行われる。
長い休みのときはたまに行われるのだ。
しかしちびたこはそんなこと忘れて、釣りに出かけていた。
「今日はつりだー!」
元気よく叫ぶちびたこ。
釣りに行くことが決まってからずっと楽しみにしていたちびたこ。
「ハッハッハッハ、おれが一番つるぜ!」
たこきれが海に近づいていく。
「僕が一番だし。」
たこすんがたこきれをおいかける。
「あっ、虫だ!」
釣りに来たのにもかかわらず、虫を見つけて捕まえようとするたこし。
しっかりと虫網と虫かごは持ち歩いている。
「いやいや、今日は釣りを楽しも?無質があるのはまた今度にしようぜ。」
たこやんがたこしに話しかける。
「はーい。」
しょんぼりしながら海に向かうたこし。
「僕マグロ釣りたいな〜。」
マグロがたべたくなったちびたこ。
「僕はエビがいいかな。」
たこおたが続けて言う。
「エビって釣れるのかな?」
ちびたこが不思議そうに言う。
「さあ。まあ釣れたらいいなって。」
そんな話をしながら海を目指す。
今回は船を借りて釣りに行く。
船に乗って釣りをするのが初めてだったちびたこはとても楽しみにしていたのだ。
「誰が一番釣れるか勝負しようぜ!」
たこきれが言う。
「いいね!」
「勝ったらジュース買って!」
「おれはぬいぐるみ買ってほしいな。」
「ぼくも!」
「たこきれが買ってあげてね。」
「なっ…。」
たこきれの提案にみんなノリノリである。
たこすんの発言によってたこきれが勝った人に欲しいものを買ってあげることが決まった。
結果勝利したのはたこすん。
たこすんは十五匹、ほかのみんなは後匹も釣れず、たこすんの圧倒的勝利だった。
「何が欲しい?」
たこきれがイライラしながら聞く。
自分が勝てなかったことに怒っているようだ。
「焼き肉行きたいかな。」
こうして帰りはみんなで焼き肉に行くことになったちびたこたち。
たこきれは勝った人に何かを買ってあげることを嫌がっていたが、結局は焼き肉屋で代金を支払っていた。
それに加え、釣りの勝負で負けたちびたこたちにも欲しいものを買ってあげていた。
一日を楽しんだちびたこだったが、朝の会のオンラインがあったことに気がついたのは次の日のあさであり、友達からラインがたくさんきていたことで気がついたようだ。
春休みが明けたら、ちびたこは先生にお説教をうけることだろう。
それを考え、オンラインのことを忘れてしまっていたことをすごく後悔したちびたこであった。
面白かったら評価とブックマークをつけてくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。




