18~23
永久不滅 ~僕たち二人の愛は止まることを知らない~
お疲れ様でした。
永久だとか、そんな言葉は一番嫌だ。
どれだけ信じていても、永遠はどこにもない。どれだけ望んでいても、求めていてもだ。
そんなことにも気付いていないのなら、さようなら。
変化 ~種はいつの間にか植えてあった~
命をものとして扱われることは、ひどく心を苦しめることに違いなかったが、生きなければならないことに比べたら死んだ方がよっぽど楽であるには決まっていた。
それでも僕は死が怖い。
どこまでいっても死が怖い。恐ろしくってならない。
好きなことを好きなようにしていれば、未練なんてなくなりそうなものなのに、何をどうしたところで虚しさが僕を襲った。
その虚しさによって、生の楽しみまでが死として奪われていることにも気付いていた。
潔いこの男性は、何かを達したと、何かを果たせたと思っているのだろうか。
愛おしい女性に何をも隠して死んでいくことが、本当にかっこいいことだとでも思っているのだろうか。
残されて生きることの苦しさが、わからないとでもいうのだろうか。
後悔 ~自信がもっと付いたなら~
やりたいことをできないで死んでいくのは、ただ死んでいくのよりもより一層苦しく、悔しいものに決まっている。
それが自分の心のために叶えられないことであるときの悔しさといったらない。
物理的には叶えられるはずの夢を、自らの臆病が壊してしまう悔しさといったら、ない。
言葉 ~不器用なままで~
他の人に与えられた力が自分には与えられていないということは、ひどく自信を奪い去って行こうとする。
そうして幸せから人を遠ざけようとするような罠を仕掛けるのだ。
だからこそ、幸せになってほしいと多くの人からの応援と祝福を受けるのでもあろう。
病弱軍師 ~桜の花のように美しく散ることを彼が望まないのなら~
恵まれた環境にあったとしても、寿命というところで与えられる時間が少なくあることが、どれだけ苦しくあることだろう。
人生 ~たった一度を楽しもう~
言われてみればそのとおりに決まっている。そうだよね。
たった一度しかない人生なんだから、後悔しないように楽しむのが一番だ。
どこかで後悔したとしても、後悔したその場所へいつだって戻れるような便利な力はだれも持っていない。
だったらそのときそのときで、やりたいことをやるのが一番なんだ。
後悔する時間だって無駄だとしか思えないでしょ。
時間は僅かだってわかっているんなら、尚更、楽しまないと損だよね。
うん、そのとおりなんだろう。死後のことなんて、考えている場合ではなくて。




