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14~18



 春 ~桜の頃へ交わす想い~


 大きな罪の罪の色を、彼も彼女も知っているのでしょう。

 罪色が白に返る日が訪れることはないということも、知ってしまっているのかもしれません。

 その覚悟が招く白とは違った美しい色があることを彼女はいつか知るかもしれませんね。



 愛 ~それは偽りでも~


 訪れる自覚の日が、いつ白に繋がれることでしょう。

 訪れる日がないことを、いつになったら知るのでしょう。



 夜酒 ~君の香りに溺れて酔うも酒の所為か~


 信じられていなくても、信じようとする心があることを知っている人がいます。

 それが救われるものではないことをだれもが知っています。

 けれど善行によって神様が救ってくださる人もいるということを、だれかが救われる運命もあるということを、だれかが知っています。

 酒の色に染め続けるものを添えることが初めでしょう。



 守護 ~いつでもあなたの傍で~


 罪を既に犯してしまっているからには、これから彼女がその罪に気付く日があったとしても、その色が白くはなりません。

 自分が白ではないことを自覚するだけで、それが自分を白くすることには繋がりません。

 白という色は尊く、貴く、真っ白なキャンパスはだれにもありながらだれもない、いつしかひどく希少なものへと変わってしまうものなのです。

 残酷なのは、その色が白には戻らないほど汚れてしまってから、無垢な白の、純白の素晴らしさというものを知らされるというところでしょうか。

 夢見ていた虹色よりも、よっぽど貴いものだと知るところにあるのでしょうか。


 彼女はまだキャンパスが汚れてしまっていることにすら気付いていない。純白を失ったことにも、その色が汚れてしまっていることにも、気付いていません。

 彼女が己の手を見つめ直したとき、白を取り戻そうと四苦八苦することになるのでしょうか。

 それとも、手始めに白く染めようとでもしてしまうのでしょうか。


 まだ途中に立っている彼女のことはだれにもわかりません。

 前例に当て嵌まらず、見事に彼女は白を取り戻すことになることも、絶対にありえないと限ったものではありすぎないのでしょう。

 白はただそれだけで、何からの手でも作り出せない特別な色。

 けれど彼女がそれを発明することにもなるのかもしれません。

 祈りが純白を取り戻さんことを。神様は許してはくれるのでしょうか。

 神様は、許してくれるのでしょうか。



 永久不滅 ~僕たち二人の愛は止まることを知らない~


 儚さを知り永遠を望む、それは何よりも虚しいことなのかもしれません。

 けれど努力をする二人が、欲張らないで、鮮やかな色を保ち続けることを望みましょう。



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