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男「わがっだ。おら、間違ぇがったんが」

私「いいえ、そうは思いません。間違いだとか、正しいだとか、そういうことではないのです。ね、そうでしょ?」

女「んだな。男にゃわがんねが?」

私「残念。私も男なんですよ。その辺の男よりは、ずっと乙女心は理解しているつもりですけれど」

僕「なんなら、そんじょそこらの女性よりも、乙女チックで愛らしいでしゅっし」

私「本当に、よく噛みますね」

僕「(これまでほとんど話したことがないから、緊張してるんだって。好きな人との距離が急に詰まったらそうなるでしょ……)」

私「元々、迫られると弱いタイプだったのです。好き好きと言われると、本気でそう思っちゃいそうです。好かれてるのかもって、私も好きなのかもって」


私「(お願い。嫉妬して。束縛して。私を隠して。自由なんて、こんなに寂しいならいらなかった)」

僕「(僕の方を見て言ってくれていたなら、期待することもできただろうに。どうしてそうもあいつばかりを見るんだ。嫉妬心を煽るために僕は利用されているだけ、そのために誘惑されている、わかってはいても苦しいし虚しいな)」

俺「それじゃあ、俺が迫っても好きになってくれるのか?」

私「そうね」

私「(それを待っていたの。もう一押し、もう一押しでどうにかなりそうかもしれない)」

男「おめら何だ? そこの別嬪も男なんげ。じゃだら、三人は家族が? 噂の、集落とかっていうやっちゃ?」

僕「恋人です。僕と、その”別嬪”が。そしてそこの彼は元カレです」

私「(何を言ってるのぉお!)」

俺「元、カレ……? 恋人? え、えぇえ!」


僕「(しまったぁああああああああ! 本当に二人の恋の進展に協力してどうするんだよ僕は。横取りしようって魂胆が、下心が、自分を不利にしてしまった。自業自得ってことかな!? なのかな!?)」



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