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 矛盾 ~刹那の永遠~


 踊りが得意ではないのだとしても、踊ろうと思うその姿勢は素晴らしいものだと思う。

 だれかに見られるわけでもなく、自分たちのために踊るダンスというのは、さぞ素晴らしいものなのだろうと思う。

 単調に走ることも楽しいことなのだけれど、表現力の問われるダンスというものにはまた違う魅力があるのだろうと思う。

 素晴らしいものなのだろう。



 最期 ~花の微笑み~


 桜の木の下は、走るんじゃなくても気持ちのいいものなのだろう。

 それは例えば車いすに乗って押されるだけだとしても、楽しく気持ちのいいものなのだろう。

 気持ちのいいものなのだろう。



 記憶喪失 ~一方通行の恋心~


 失われた記憶を取り戻すこともできるものなのだろうか。

 完全に失われてしまうわけではなくて、記憶喪失から復帰するような奇跡も起こるのだろうか。

 それはなんと素晴らしいものなのだろう。



 夜空 ~それを飾るもの~


 ギラギラした太陽の方が暑くても走るのには相応しいように思えるのだけれど、月や星の下で走ることも気持ちのいいものなのだろう。

 昼も夜もそれぞれ違った魅力があって、それは人と同じようなもので、だからこそ自信を持って走っていきたいのだ。

 夜風に当たりながら走れたなら、気持ち悪くじめっとした汗もまたそれは魅力ではあるのだけれども、それよりも爽やかで涼しい汗を感じられるに違いない。

 それはなんと気持ちのいいものなのだろう。



 虹色 ~濁ってしまった色~


 いろいろな色を入れたら、導き出される答えは虹色以外にあるとは考えられない。

 入れたら入れたで濁ってしまうのかもしれないけれど、それでも夢を加えたらそれは虹色にならないはずがない。

 虹を作っている色を入れて、夢いっぱいに祈り願ったらそれはもう虹色だ。

 それはとてもとても素晴らしいものに違いないし、とてもとても気持ちのいいものであるに違いないのだ。



 来世 ~縄文の恋心~


 一途にただ一人の人を見ているだなんて、そんな素晴らしいものがあるだろうか。

 来世でもまた同じように同じ人を愛することを誓えるだなんて、そんな素晴らしいことがあるだろうか。

 ある! そう、あるのだ!

 前を向いていたら必ずあるに決まっているのだ。

 まっすぐに進んでいったらすぐに出会える、そこには同じ幸せが待っているものなのだ。

 そんな気持ちのいいものがあるだろうか。そんな気持ちのいいことがあるだろうか。

 ある! そう、あるのだ!

 前へ向かって走っていたら必ずあるに決まっているのだ。

 まっすぐに進んでいった先には、必ず最高の幸せが待っているものなのだ。


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