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絆 ~たとえ世界が違っていても、手を伸ばせば届くことを信じているから~  作者: ひなた
病弱軍師 ~桜の花のように美しく散ることを彼が望まないのなら~
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病弱軍師 ~桜の花のように美しく散ることを彼が望まないのなら~


 世界観


 乱れた世が続くあまり無事に大人になれる人は少なく、読む人がいないので本が書かれることはほとんどなくなった。

 世襲的に権力を持っていた人たちも零落れて、個人の実力が全てを左右する。

 和歌が登場したり島といわれていたりすることから日本に近いが、小国家が分立し、国王が君臨しているというところなど日本の戦国時代というわけではない。

 日本と中国の戦国時代を混ぜ合わせたようなオリジナル世界。



 私

 享年20歳


 悪徳商人の娘で、貴族文化に夢見がちな読書家。

 裕福な家庭で育ち衣食住に困ったことはないけれど、生まれつき体が弱く、幼い頃の病によって14歳まで生きられるかどうかと言われていた。

 慎重だが楽観的で、どんなことも幸運として捉えられるよう常に感謝を心掛けている。



 彼

 29歳


 強引なところがあり、向上心を持って世界ごと導いていこうとする強さも無謀さも、周囲に信じさせるような威光がある。

 13歳で父の跡を継いだ日から自ら出陣し、自ら執政している。

 どんなことでも現場を見たがるところがあり、仕事のときには自分にも他人にも度が過ぎるほどに厳しい。

 陽気で親しみやすく、悪戯好きで口約束は守らない。

 桜が好き。




 乱世に生きる若い二人の国と桜の物語。

 主な舞台は彼の城となっている。


 女性 一人称


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