21~26
言葉 ~不器用なままで~
もしかしたら、私も上手く言葉を扱えない、病気のようなものなのかもしれない。と、そう言ったら病気を抱えて努力している方々に失礼よね。
私は耳だって聞こえるし、文字だって、極端にわからないと思うことはない。わかるわけでもないけれど。
そのくせ、努力もなしに何かの所為にしようとしている。一緒にしてほしくないわよね……。
病弱軍師 ~桜の花のように美しく散ることを彼が望まないのなら~
目的を持って生きるというのは、どれだけ立派で素敵なことかしら。
その上、絶対的な愛を、信頼を置くことのできる相手と一緒にいられるのよ。
寿命が短かったところで、それほど幸せなことはないと、他人事だからか私には思えた。
必死に頑張っていられるのに、頑張っている間に死んでしまわなければならないとは、それが自分が生きているうちに達成できないことがわかりきっているとは、どれだけ苦しいことなのかしらね。
他人の苦しさを測ることなど私にはできないわ。
そんな自分勝手な私だけれど、動く心は少しくらいはあったみたいね。
人生 ~たった一度を楽しもう~
そういうの、無理だわ。
運命 ~避ケラレナイ運命ナドナイ~
それはつまり、所詮私は私のまま、どんなに努力したって変われないということかしら。
運命によって全て決められてしまっているというのなら、私が成長できるような道も、本当はないようなことなのかもしれないわね。
こんなことまで自分が努力をしない言い訳にしようというのは、そう言うのが何より私の悪いところだってわかってはいるのよ。
だけど変われない。
それが避けられない運命、っていうのかしら。
って、あれ?
よく見たら、避けられない運命などないって言っているじゃないの。
それだと私が考えていた言い訳は、その反対になってくれるというわけ?
努力をしていれば、いつかは私も変われるということ?
どうなのかしら。変われるのかしら。
私は、変われるのかしら。
汗 ~努力は影でするものです~
隠れて努力をしてどうするのよ。
努力なんて人に見せてなんぼじゃって思うんだけど、それでも私は人に見られるところでも努力はできない。
努力なんてするつもりはない。私なんてそんなものなのよ。
人に努力しているところを見られるのも、なんか嫌だとも思うしさ。
うん、そうね。
不自由 ~動かなくなっていく~
動けなくなっていく、のか。そりゃ辛いことでしょうね。
好きな人が自分を助けてくれていたとしても、自分を支えてくれていたとしても、そりゃあ辛いことでしょうね。
きっと途中で私の精神はやられてしまうに決まっているわ。




