24~27
運命 ~避ケラレナイ運命ナドナイ~
何を言っているんだかわからないし、意味がわからないったらわからない。
運命とか、私とあなたの間にしかないものだし、他に知らないというもの。
避けられるとか、避けられないだとか、そんなこんなそういうのじゃない。
知らないし、私。知らないな、私。何を見ていたんだろう、私。
私は、何を知っているんだろう……。
あなたのなんなの? 私はあなたの何を知っているというの?
汗 ~努力は影でするものです~
暑苦しいことなんて好きじゃないし、正直、弾けて散る汗の魅力はわからないではないけれど、私が汗を掻きたいとは思わない。
疲れるのも普通に嫌だし、汗臭いと思われるのなんて絶対に嫌だ。
サッカー終わり、あなたの額に輝く汗だけが、素敵なの。
そしてその汗を拭うのは、汗を拭うためのタオルをあなたに渡すのは、間違えなく私なの。私であるべきなの。
あんな女じゃ、ない。
優しいあなたはだれにでも笑顔を向ける。
私にだけ特別、違った表情を見せてくれるけれど、冷たくもあっていざというときはだれよりも強く優しく、私を守ってくれる。
私だけ、私にだけ。
あの女に対しては、ただ優しいだけのあなただもの。そんなの、どうだっていいモブキャラたちと同じ扱いというだけでしょ?
私にしか見せない、あなたの顔。
不自由 ~動かなくなっていく~
病気、病気か。私が病気になったら、どれくらいあなたは心配するのかな。
心配しすぎて、取り乱してくれたりするのかな。
もしかしたら、もしかしたらだけど、あなたは私なんていなければいいとか、思ってたりしないのかな。私のこと、嫌い……?
私にだけ冷たい顔を見せるあなたは、あなたの本当はどこにあるの?
私のことが嫌いなの?
私のことだけ特別だと思ってくれているの?
あれ、わからなくなってきているよ、愛しているのに。
桜 ~手の届かない花~
そういえば、あの女とあなたが花見をしていたわね。
綺麗だから桜はだれだって好きだろうけれど、あなたのその気持ちと優しさを利用して、断れないと思って二人きりの約束をこじつけた。
いいや、それだってそもそも騙したのかもしれない。
当日行ってみて二人きりだとわかったとしても、それじゃあ帰るねとは言わないのだろう。
可哀想なあなた。
どうして私のあなたに対して叶わない恋を一途に信じていられるのかしら。
残念で、痛い子ね。
あの女はそうした勘違い女なのよね。




