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22-1


 病弱軍師 ~桜の花のように美しく散ることを彼が望まないのなら~


 私も君も健康で、でも死んだ。

 死ぬのはだれだって同じではあるのだけれど、私たちは二人とも、三十代にして死んだ。今の時代では、相当若いと言えるだろう。

 君は殺されたようだし、私は完全な自業自得。

 どうして君が死ぬこととなったのか、詳しい事情は私も知らないのだけれど、君のことだから自業自得なんじゃないかとも思う。

 どうしたら殺人犯に仕立て上げられて、挙句に殺されることになるのだろう。

 ……挙句じゃないのか。殺人犯に仕立て上げたから、殺したのだ。


 病気だなんてこと滅多になかったもので、病院へ行った覚えもほとんどない。

 病弱。少しずつ死が迫って来ているのを若いうちから感じていて、長生きはできないというのを嫌でも思い知らされるような日々。

 ネガティブになってしまいそうだけれど、産まれたときから悟っていたならそれを当然としか思わないのだろうか。

 覚悟というのを、嫌でも当然としてしてしまうことになるのだろうか。


 私はきっと馬鹿だ。

 死を恐れることもなく、だから死んだ。

 いいえ、君に呼ばれているからと、わけのわからない夢を見たのね。

「その肌の色や目の色。特異なご病気だとか、何かに憑りつかれているだとか呪われているだとか、そういうわけではないのですか?」

 不思議そうに少女が見ているものだから、君は困ったようにはにかむ。

 君のその顔が好きで暫く眺めていたものだけれど、何も言えないでいて本当に時間が止まったように君が緊張をするから、助け舟を出してあげることにする。

 静止画を見続けるのは面白くない。


 少女も十分に肌が白いと思うのだけれど、やはり色白な黄色人種と白人とでは、色が違うというものなのだろう。

 どちらかといえば、目の外に興味を持つところがあるとすれば髪だと思ったのだけれど、少女は君の肌の色が気になるらしい。

 白い肌、ウェーブの掛かるこげ茶の髪、エメラルドグリーンの瞳。

 本編では一切触れられてこなかった君の姿、君の事情。私たちの本編を見てくださっていた人がイメージしていた君の姿と、どれだけ一致しているのかな。

 あ、こういう発言はNGかな。



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