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7.推敲をしよう! 便利な推敲のポイント

 推敲をしましょう。誤字脱字を減らしましょう。


 推敲をするのは、ぶっちゃけ当たり前です。これは価値観云々だけじゃなくて、公開するなら推敲はしましょう。多くの読者を獲得したいなら、ちゃんと推敲をしましょう。


 私は、読んでる時は誤字脱字があっても気にしません。でも、自分の誤字脱字は気になるし、めっちゃ推敲しています。

(ただ申し訳ないんですけど、このエッセイは本当にただの趣味というか、Twitterの垂れ流しのなろう版みたいなものなので、推敲が甘いです。本当すみません。自分の小説もあるので、あんまり時間がかけられなくて……)



「誤字脱字があまりにも多いから、面白かったけど読むのをやめた」


 という人を私は知っています。


 ‎私はやめませんが、誤字脱字の多さにやめる人がいるのは確かでしょう。そういう人を責めることはできません。



 なんで誤字がダメなんですかね?


 それは、せっかく面白い小説を読んでいたのに、(しら)けるからです。現実に引き戻されるからです。


 特に、めちゃくちゃいいシーンで誤字なんて使われた時には(たま)ったもんじゃありません。格好いいセリフとか、泣きながら叫んでいる言葉とか、そういうのに誤字があったら最悪です。


 例えばアニメを見ていて、感動シーンで声優が噛んでたらどう思います?! 最悪じゃありません?!


 私たちはプロじゃないから噛んでもいい?

 誤字脱字をしてもいい?


 たしかに、【許され】はします。

 でも、たくさんの読者に恵まれたいなら、【プロ並に】努力すべきじゃないですか? しかも、誤字脱字のチェックくらい大したことないですよ。



 小説は、【その世界に入り込めれば入り込めるほど】面白いと、私は思っています。

 私は、そういう小説が好きです。


 きっとみんなは、内容がめちゃくちゃ面白くて気に入ってるのに、誤字脱字のせいで現実に引き戻されるなんて嫌なんですよ。好きだからこそ、気に入ってる小説だからこそ、嫌なんです。


 作者が頑張れば、なんとか誤字は減らせます。


「あの人の小説って誤字めっちゃ少ないよね?!」


 そう言われたくありませんか?


 頑張ってみましょう。多くの読者を獲得したいなら、【読者を喜ばせたいなら】、頑張りましょう。

 誤字脱字を‎0(ゼロ)にするのは不可能ですが、意識して気を付けてみましょう。



(あ、さっきも言ったけど、こんなに堂々と演説しておきながら、私は誤字脱字気にしません笑笑。全くもって気になりません。「こいつ推敲してねえじゃねえか(怒)」とか思ったこと今までに1回もありません。だってみんな趣味で書いてるんだから!!


 でも、このエッセイを読んでるってことは読みやすさを極めたいんですよね……????


 まぁ私は、たぶん読み飛ばしが激しすぎて、全然気にしてないのかも。とりあえず私は全く気にしないです笑。でも、気にする人がいるのはたしかです)




 では、誤字脱字のポイントを。


(なお、下に書いてあること全てが「現実に引き戻される」誤字であるとは限りません。ただ、見栄えがいい方がいいのはたしかです)



①漢字を使うか使わないかは、統一しよう。


②推敲の際に、違う媒体(?)で読んでみよう。


③『ページ内検索』を使おう


④チェックする項目を自分の中で見つけよう。


⑤字下げをすると決めている人は、なろうの『字下げ機能』を使おう。


⑥時間を置いて推敲しよう



──────────────────────

①漢字を使うか使わないかは、統一しよう。

──────────────────────


 漢字変換ですが、例えば、


 「疾駆する」「辟易してる」「嫌忌」とか、ぱっと見難しそうな漢字を使っているにも関わらず、


 「会う」とか「行く」とか「食べる」とか、そういう簡単な言葉を平仮名で書くのはやめた方がいいと私は思います。(場合にもよりますが)

 ‎

 ‎上手く言えないんだけど、チグハグに見えると思います。



 どこまで漢字にするかどうかは人それぞれなんですけど、難しい漢字を使っているのに、簡単な漢字は平仮名なのは、矛盾してるように見えます。(わざとそうしてるならOK)


 例えば、「無い」とか「(ため)に」とか「あの人()」とか「分かる」とかは、漢字にするかしないか選択できます。

 ‎しない人もいますし、しなくてもいいと私は思います。もちろんしてもOKです。


──────

 ここのお話なのですが、【漢字を開く】といいます。


 無い、為に、下さい、更に、そういう風に、何時か、何処か、何故か…………。


 この辺の漢字を、平仮名にするor漢字にするというやり方があります。好きな方を選んでください。

 全部漢字にすると、かなり【硬い文章】になります。雰囲気に合わせてもいいと思います。


 【読みやすさ】を追求するなら、基本この辺は【平仮名】の方がいいです。


『小説 漢字 開く』


 みたいな感じでネットで検索すると、もっと詳しいことが書いてあります。私はこの単語を全て覚えてるわけじゃないので、各自見てみてください。

──────


 でも、「思う」とか「食べる」とか、そういう小学生でも知っていそうな漢字(※漢字開きではない漢字)は、基本漢字に変換にした方がいいです。特に、難しい単語を使ってるのに、そっちだけ平仮名だと変です。

 ‎

 ‎もちろん、小説にもよりますよ。あえて童話風に書いているとか、こだわりがあるとか、そういうのは抜きます。

 それに、とにかく【わざと】そうしてるならいいんです。分かっててやってるならいいんです。そういう効果があるのも確かだし、何かしらの意味や意図があるならいいんです。



 一番ダメなのは、


 【統一していないこと】

 【意図がないこと】


 です。



 ある時は「食べる」ある時は「たべる」


 どっちなんだよ?!! っていう。


 どっちかに絞ってください。ただ変換が【面倒くさい】という理由だけで、平仮名を使ったり漢字を使ったりしてるだけなら、やめてください。


 こだわりがないなら、やめてください。

 ‎


 ルールがあるならいいんです。このキャラは平仮名ばっかり使うとか、このキャラの一人称視点は平仮名を多めにするとか。


 ‎ルールがなくて、なんとなく気分で変えるのはやめましょう。



 漢字にするかしないか、それは個人の選択です。どっちでもいいです。


 ‎でも、【ルールを作りましょう】。


 自分の小説のルールを作るだけで、小説は分かりやすくなります。毎回違うことをしていると、読者は混乱します。

 ‎たかが漢字ごときでって思うかもしれませんが、読者は【気付いて】います。無意識に分かるものなんです。



 例えばさっきの話で、


・「あの人たち」にするか「あの人達」にするか


 っていう話題がありましたね。別にこれはどっちでもいいです。好きな方を選びましょう。


 ‎でも、【極力統一しましょう】。


 私も、知らないうちに違う方を使ってることはたまにあります。基本私は「たち」にしているのですが、間違えて「達」になってる時もあります。

 ‎

 ‎でも、自分の中でルールを決めていれば、


 【推敲した時に直せる】


 んです。



 これ以外の部分でも、文章の書き方にルールを決めるというのは大事なことです。どんなルールでも構いません。私の書き方を真似する必要はありません。

 でも、自分だけのルールをちゃんと決めて、【統一させて】書いてください。

 



──────────────────────

②推敲の際に、違う媒体(?)で読んでみよう。

──────────────────────


 皆さんはどうやって小説を書いていますか?

 ‎パソコンのワードだとか、携帯でなろうの新規作成に直接打ち込んでるとか、携帯のメモ帳とか、色々あると思います。


 そして、推敲はどこでやっていますか?


 同じく書いたところでしょうか。

 つまり、パソコンのワードや、なろうの打ち込み画面、携帯のメモ帳でしょうか?


 推敲は、【少なくとも三回】以上はやりましょう。


 まぁ、読みやすい小説を目指してないならやらなくてもいいんですけどね。1回でいいですよ。

 でも、【読みやすい文章】を目指してるなら、推敲は必須です。



 そして推敲をする時に、【見る媒体を変えて】みましょう。


 つまり、普段パソコンのワードで推敲している人は、パソコンのなろうのプレビュー画面でも見てみるのです。携帯のなろうのプレビュー画面でも見てみるのです。

 ‎違う媒体で、【違った画面で】推敲してみましょう。


 携帯の人も同じです。なろうのプレビュー画面でも確認してください。



 なんなら、違うアプリをダウンロードして、縦書きに移し替えて推敲してみてもいいです。

 ‎

 中には、わざわざ紙に印刷して、その紙を見ながら推敲してる人がいるらしいです。

 ‎さすがにそこまでやるのは大変だと思うんですけど(私はやろうかなって思ってます笑)、いつも同じ媒体でしか確認しないのはやめてみましょう。


 全く違う画面で、違う文字の大きさで見ると、また新しい誤字が見つかるんですよ。


 


──────────────────────

③『ページ内検索』を使おう

──────────────────────


 例えばさっきの「達」とか「為に」とか「有る無し」とか。これを平仮名にすると決めているのに、たまに間違えることはありますよね。


 こういうやり方ができます。


1.パソコンや携帯の『ページ内検索』を使って、「有」とか「無」とか検索します。


2.自分のルールから外れたものがあった時に直します。

(例えば、「無関係」の「無」はアリだけど、「そんな話は聞いたこと無い」の「無」は違うとか、自分で選んでいくんです)



↓携帯の『ページ内検索』


挿絵(By みてみん)



↓探した結果


挿絵(By みてみん)



 私は携帯では、Chromeを使っています。Chromeなら確実に『ページ内検索』があります。他もあると思うけど……。

 ‎

 ‎この『ページ内検索』は何かと便利なので、使ってみてくださいね。場所はそれぞれネットやらなんやらで調べてみてください。

 ‎


 他の使い方としては、例えば


()()「殊人」という言葉に対して「シューマ」というルビを振っていたい


 とします。でも、たまに忘れることがあると。


 そういうときも、ページ内検索で「殊人」と検索して、ルビが振れていなかったものを一発で探し当てることができるのです!




──────────────────────

④チェックする項目を自分の中で決めよう。

──────────────────────


 普段からよくミスをすることを自分の中で見つけていきましょう。そして、項目にしてみましょう。


 例えばありがちなミスとしては、

(これらは全て、以下を自分のルールとして決めている場合にチェックすればいいことですよ。普段から「字下げをしない」ってのをルールにしてるなら、別にチェックしなくていいですからね? これは例文です)


・字下げしてるかどうか

・「!」のあとに空白を置いてるかどうか

・オリジナル用語にルビを振っているかどうか

・「達」を平仮名にしているかどうか


 ──とかですかね?

 ‎ちょっと分かんないんですけど、自分なりに「これは絶対チェックするぞ!」と思って推敲すると、見つかりやすいと思います。




──────────────────────

⑤字下げをすると決めている人は、なろうの『字下げ機能』を使おう。

──────────────────────


 字下げをすると決めてる人は、この機能を使いましょう。なろうの執筆画面にある、「万年筆」の黒いボタンを押せば出てきます。

 ‎そのうち、『一括変更 なろう→よもう』とか書いてあるところの【隣のボタン】を押すだけでOKです。

 ‎

 万年筆のボタンが出てきてない人は、もう少し下がって、下の方にある『入力補助機能を有効にする』っていうところをチェックしてください。


 この説明で分からない人は感想に書いてください。頑張って画像付きで説明し直します……。




──────────────────────

⑥時間を置いて推敲しよう。

──────────────────────


 書き方はそれぞれあると思うんですけど、

 ちょっとみんなの書き方が分からないので、私の書き方を紹介しますね。

 ‎中にはセリフを最初に書いてからーとか色々あるみたいなんで、適宜(てきぎ)自分の書き方に応用してください。



[私の執筆から推敲の仕方]


①とりあえず思うがままに、メモ帳に書く


②メモ帳を上から全部読んで、足りない描写や、必要なかった描写を編集していく。見つけ次第漢字などの誤字脱字も直す。


③なろうの編集ページに移し替える。


④プレビュー画面を見ながら、誤字を見つけ次第編集画面で直す。


⑤④をもう一回やる。


~~


(⑥暇があってやる気になったら、縦書きアプリに同じものを移し替えて、そこで読んでみる。誤字があれば直す。)


~~


⑦私はストックを50話くらい溜めてるので、暇な時に読み返して、その度に誤字脱字をチェックする。


~~


⑧投稿の直前にもう一度推敲する。




 ⑦は、おそらく2~3回以上やってると思います。単純に私が前の話を読みたかったり、執筆はめんどいけど推敲ならいっか、みたいなノリで何度も読んでるからです。

 ‎

 ‎

 ‎何が言いたいかと言うと、


 【時間を空けて推敲しよう】


 ってことです。



 「~~」って書いてあるところは、執筆してから時間が経っています。1週間とか、2週間とか、それはいろいろです。



 読み終わった直後に推敲してお(しま)い、


 じゃなくて、


 何日か経ったあとにもう一度推敲するのです。



 ただ、ストックがない人にとっては、日にちを空けるのは難しいですよね。

 ‎

 ‎だからせめて、【時間を置きましょう】。



 1時間でも2時間でもいいです。一旦小説から離れて、少なくとも今書いたばかりの小説からは離れて、【時間が経ってから】もう一回推敲してみてください。


 私のオススメとしては、ストックがない人は、


〇書いた直後に何回か推敲

〇書いて何時間かしたあとに推敲

〇次の日、投稿する直前に推敲


 これくらいやると、誤字脱字が減らせるかもしれません。

 でも、書いた直後に投稿したい気持ちは分かります笑。そしてこのエッセイもそうしてます笑。


 でも、なるべく多くの読者を獲得したいと思っているなら、【読みやすくて分かりやすい】と言われたいなら、一日くらい投稿を遅らせると、いいかもしれませんね。


 時間を空けることで、少しは【クリアな頭で】推敲できます。

 ‎記憶を一旦消すのです。なるべく記憶を消すのです。


 記憶を消せば、少しは【読者目線】で推敲できます。完全に忘れられたら、一番いいんですけどね!



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