ハーレムとか有り得ないから
「なっ!何言ってんの!」
俺の目の前には顔を真っ赤にしてモジモジしている全裸の幼女が居る。
ナンダコレ?
「お、お主は妾の逆鱗に触れた。つ、つまり妾は純潔を奪われたと言う事じゃ。」
何故そうなるー!
「し、知らなかったんだ!ごめん!」
「謝罪などいらぬわ!だ、だから…」
ゴクリ…
「妾を娶ってたも?」
ズキューン!
上目使い使いが、ここにも居たー!
「と、とにかく話しをするにも一度落ち着いて…」
「ラリーゴ、お風呂長すぎー。のぼせても知らな…」
あ、
アバババババー!
ミュウの放った雷光で俺は死んだ…
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「ぷはぁー!」
お、生きてる。
「ラリーゴ、説明お願い…」
冷たっ!
この冷気はかつて母さんが放ったものと同じだ。
顔を上げると雷を纏った美しい銀猫が居ました。
「いや、事故だからね?ワザとじゃないから!」
「妾の純潔を奪っておいて…グスン。」
なー!レン、ちょ、おま。
「ラリーゴ。」
「はい!」
死ぬの?俺死んじゃうの?
「説明。」
「はい!」
俺は一生懸命説明した。
かつてのリーマン時代のプレゼンよりも力を込めて。
……
「事情は分かった。レンちゃん、逆鱗について教えてくれるかな?ってそこ!離れなさーい!」
レンは俺に寄り添い胸に頬をあてている。
何?ちょっと訳わかんない。
「ミュウは五月蝿いのう。妾と主様の問題じゃ。ほっといてたも。」
「あ、主様~?」
ミュウ、落ち着け!
「あ、あのな、レン。逆鱗に触れた事は謝るよ。ごめん。それに俺はミュウと婚約してるんだ。だからレンとは…」
「ふむ。先約があったか。構わんよ?側室でも。」
あれ~?たしかこの国でも重婚はダメな筈だよ?
「そ、側室!ラリーゴ、こんな小さい子を…」
「だー!もうみんな落ち着け!!」
ドン!
俺は思わずメタモルフォーゼしてしまった。
はっ!レン!大丈夫か!?
「…ゴリラ様?」
レンは驚愕の面持ちで俺を見ている。
「え?何?ラリーゴ、ゴリラ様って?」
まだミュウには話してなかったんだよな。
けど野神とゴリラは別物のはずなんだがなぁ。
「ミュウ、レン。俺の話しを聞いてくれないか?」
この状況をごま…脱するために俺は転生について語る事にした。




