表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

ゴリラ顔でラブコメしたっていいじゃない

「ラリーゴ、ラリーゴ…」

会うなり俺に抱きつき胸の中へ顔を埋めるミュウ。

ヤバいって。心はおっさんでも体は少年なんだ。

反応しちゃう!

俺は少し腰を引きながらミュウを引き剥がす。


「ミュウ、恥ずかしいよ。それにほら、出入り口塞いでるから。」

ああ、周りの視線が生暖かい…


「だって5日も会ってなかったんだよ?これくらいサービスしてよ…」

はうっ!必殺の上目使いキター。


「分かったから、ね。ほら、カウンターに用事があるんだろ?待ってるから済ましておいで。」


「うん!待ってて。勝手に帰っちゃダメだよ?」

そう告げてミュウはカウンターに走って行った。

もう、危ないなぁ。ネーナ先生にも廊下は走っちゃいけませんって言われてたよね?



暫くして

「お待たせー。」


「じゃ、行こうか。」

俺たちはギルドの外に出た。


「で、5日もどこ行ってたの?」


「迷宮に潜ってたんだ。」

ナニー!ミュウ、もう迷宮デビューしたのか!!


「へ、へぇ。でどこまで行けたの?」


「えーっとねぇ。35層。」

うぁっ!かなり深い。

迷宮は大体50層が最下層で100層を超える迷宮は大迷宮と呼ばれる。


ここで迷宮について一言。

世界中には迷宮が点在していてこの街の近くにもひとつ迷宮がある。

迷宮内には魔獣が住み着きかなり危険だ。

また希少な鉱物も採集出来るため闘士は訓練を兼ねた素材集めを目的に迷宮に潜るのだ。


「すごいなぁ、ミュウは。」


「私なんて全然すごくないよ!今回は7人パーティーで潜ったし、マシラさんもいたから。」

父さんも?


「ミュウは父さんと良く仕事するの?」


「うん。よく誘ってくれる。」

ミュウはニコニコしながら俺の横を歩いている。


「そうかー。父さんは俺には迷宮はまだ早いって

連れて行ってくれないからなぁ。」

ミュウの尻尾がピンと立ち目を丸くして俺を見る。


「ラリーゴ迷宮に入った事ないの?!」


「うん。」


「ラリーゴなら余裕で最下層に行けるよ!それもソロで!!」

は?


「いやいやいや、無理だって!俺の使える魔法は雷迅しかないし、ワイルドスピリットもまだまだ使いこなしてないし…」


「ラリーゴはそれだけでも十分強いと思うけど?」


「そう、なのかな。」

俺はハッキリ言って自分のスペックに懐疑的だ。

それに戦闘経験も5歳の時にクズ騎士を倒した時だけだ。

自信がないんだよ…


「それよりさ、ね。憶えてる?」


「ん?何を?」


「この道を通って学校に通ってたんだよ。」


「?」


「私忘れてないから…」


「だからなんの事?」


「もう、ラリーゴの意地悪。」

あ、泣いてる?ヤバいかな、どーしよう。


「大人になったらお嫁さんにしてって言ったのに…

あ!あれ継続中?


「ラリーゴは私が守るから。だからずっと一緒にいてね?」

ああ、もうダメだ。可愛すぎる…


「俺が本当に大人になれたら…」

ミュウが綺麗な目を大きく開いて俺を見つめる。


「俺からプロポーズするよ。」

ミュウは感極まって泣き出してしまった。

こんな涙なら大歓迎だ。

俺はミュウを抱きしめ、不意に思いを巡らせる。


いいのか?俺で。

ゴリラ顔だぞ?


いろんな事に自信が持てない俺はこれからどうなるんだろう?

不安だ…

次回更新12時です。


引き続き俺ゴリをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ