闘士ギルド
商業区間を抜け街の中央エリアへ向かった。
学校の前を通りかけると不意に声をかけられた。
「おい、ラリーゴ!」
振り返ってみると…
「なんだ、ギュネイかよ。」
かつての級友ギュネイだ。
コイツも確かミュウと同じ時期に修了して行ったんだった。
「な、なぁラリーゴ。その、ミュウは、元気にしているのか?」
んんん?
これはもしや!
「ミュウがどうかしたのか?」
ちょっとイジメてみる。
お前には散々絡まれて迷惑したからな。
今となっちゃその理由ま大体分かったが。
「いや、なに。その、修闘士になったと聞いてさ。ケガとかしてないか?」
なにコレ?好きだからイジメちゃうってテンプレ?
まあその対象は概ね俺だったんだけどな!
「ミュウとは暫く会ってないんだ。ギルドには行ったのか?」
「あ、いや、ギルドには行ってない。じゃ、俺配達の途中だから。ミュウに会ったらよろしく言っといてくれ。」
「ああ、分かったよ。伝えておく。」
そう告げると俺は踵を返しギルドへ足を向けた。
ギュネイの奴は数年前、父親が営む商家が詐欺に合い多額の負債を抱え没落した。
今まで親の権力を傘にワガママし放題だった奴は取り巻きにも見放され今は親戚の商家で見習いをしているらしい。
まあ。なんだ。その、がんばれ。
闘士ギルドに着いた。
ここに来るのは久しぶりだ。
「おう、ラリーゴじゃねーか。マシラさんならいないぞ?」
厳つい闘士が声をかけてくれる。
「今日は父さんじゃなくて自分の用事で来ました。」
「そうか。で、なんの用だ?」
「はい、防具の鑑定をお願いしたくて。」
「じゃあ一番左手のカウンターだな。」
「ありがとうございます。」
俺は厳つい闘士にお礼を言って教えてもらったカウンターの前に行った。
「すみません、鑑定をお願いしたいのですが。」
「はい、承ります。」
俺は装備を取り外しカウンターに預けた。
「この二点をお願いします。」
「では400サル前金でお願いします。」
俺は鑑定士にお金を払う。
「では鑑定させていただきます。」
鑑定士はハンドボール大の水晶の前に防具を置くと言の葉を紡ぐ。
「我が知識の欲求に応え全てを晒せ…鑑定」
水晶の中に文字が浮かび上がる。
「猿王の鎧…これは!」
本日最後の更新を0時に予約投稿しました。
連載二日目でたくさんの方々に読んでいただき感謝です。
思いつきで書いてるのでこの後の展開に苦労しそうですが…
納得出来る完結になる様にがんばります。




