掘り出し物?
目の前に出されたアダマンタイト製の鎧とガントレット。
やはり良い物はそれなりに高価って事だよね。
「おじさん、いくらなの?」
「…150万サルだ。」
えーっ!高ぇよ!
この国の通貨はサル。…ふざけてんの?って思った。
1サル=¥1って感じだな。
「その…ちょっと高価過ぎて手が出ません。」
「だろうな。チッ、じゃコイツでどうだ?」
おっさんが更にもう一つ出してきた。
これは?
「ドロップアイテムらしくてな、ずっと売れ残ってるんだ。」
迷宮なんかの魔獣は稀にアイテムをドロップする。
ドロップ自体が稀だから全部レアアイテムっぽいけどそうでもない。
だけど中には伝説級のアイテムをドロップする事もある。
だからだろう、闘士たちは依頼がない時には迷宮で魔獣を狩りに行く。
迷宮攻略が依頼って場合もあるし。
で、おっさんが出してきた鎧なんだが
「猿王の胸当て、それと岩猿の小手だ。」
おふっ、またお猿さんキタヨ…
「これ、いくら?」
「そうだな、35000サルでどうだ。」
それならいけるか。
「買った!」
「まいどありー!」
俺はさっそく鎧と小手を装備してみた。
おや?以外としっくりしてるな。
軽い。強度もそこそこあるみたいだ。
ん、小手の甲部分にくぼみがある。
「おじさん、この小手のくぼみは?」
「ああ、ここに持ち込まれた時と同じ状態だからな。俺にはわからん。」
あ、そう。
「闘士ギルドで鑑定してもらったらどうだ?」
闘士ギルドでは魔獣の部位やドロップアイテムの鑑定と買取をしている。
それは盲点だったな。
「ありがとうおじさん、ギルドに行ってみるよ。」
俺は防具屋を後にし、闘士ギルドへと向かった。




