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1話 「teenagecasualties」

間違えて短編で投稿するというしょっぱなやらかしながらのスタート。あべし。

 皆さんはスクールカーストという物をご存じだろうか。僕も詳しい意味を知っている訳ではないのだが簡単に言うとクラス内の人気によって格付けされたグループ分けという感じである。どんな学校でも自然と発生してるものでありこれが存在しないという学校は多分ほとんどないと思う。

 そしてそんなグループ分けにすら入れない存在、ぼっちというのがある。これは解説は不要だろう。最近では2ch系のサイトなどで度々話題に上がっているのを見たかたも多いのではないだろうか。

 しかし僕は今までぼっちという存在を見たことがなかったし存在するのか多少疑問に思っていた。どんなの明らかモテなさそうで不潔な雰囲気をとめどなく溢れさせているようなぼっちのテンプレ的な存在でさえぼっちになっているのは見たことがない。所詮クラスに2、3人はいる同じような雰囲気の奴とつるみこれまたテンプレ的なクラスの暗黒面たるカーストの底辺層を形成していってるように思う。正直高校生でぼっちになるやつなど余程コミュ障の凄まじく人間レベルの低い下等で社会になんか出られる訳のない無価値の極まりみたいな奴か電波極まる意味不明星人みたいな感じなのだろうと思っていた。

 では僕の話をしよう。

 中学をなかなか暗黒面的に過ごした僕は高校で巻き返しを図った。なんとか中の下的グループに入らねばならなかったのである。というのも中学の時は評価こそ低かったが地元の馴染みという感じである程度グループには入ることが出来ていた僕であったが高校を地元からだいぶ離れた所をチョイスしたためそれは頼れない上失敗した場合の滑り止めたる最底辺にわがままとかではなく僕は入ることが出来ないの状況にあった。

 どんなグループにも入るためにはある程度の要素が必要なものである。例えをあげるなら性別や容姿、性格、趣味などだろう。そしてそれはもちろんクラスの底辺層たるグループに入るにも当てはまることである。

 まず男子グループであれば女子は入れないだろう。そこで友好的にいける人間ならばそのグループにまず属しちゃいない。次に容姿だ。この場合あまりよろしくない方が良いだろう。あまり良い容姿だと若干相手は引け目を感じ円滑な交流とはいき辛くなるからだ。三つ目の性格に関しては微妙だが多分あまり快活な体育会系の性格は喜ばれないだろう。多少投げやり系、もしくは真面目系クズがベストだと思われる。そして趣味。いろいろあるだろうがやはり主なのはアニメ、漫画等々のサブカルチャー文化だ。大体の底辺グループはこれがデカい要素を占めているだろう。

 だがここで注意しなくてはならない。漫画やアニメならなんでも良いという訳ではない。ここではワンピースやナルト等の王道はあまり好かれない。彼らは得てしてネット、主に2ch系サイトに影響を受けている事が多くそこであまり好評ではない王道は彼ら的にベターではない。むしろファッション感覚でサブカルが好きだと言ってるミーハーだと思われかねない。

 ならばマニアックなら良いのか。これが意外とそういう訳ではない。最近の漫画系サブカル女子達御用達(当社比)である楳図かずおや日野日出志等の絵に癖のあるホラー物、大友克洋や黒田硫黄などのアート色が強い漫画などはあまり好かれない。アニメにしてもそれは同じでサムライチャンブルーやカウボーイビバップなどの話題を上げてもあまり会話が弾むこはないだろう。そういう類はオタク系の顔やオーラだがファションセンスのいい男や、ボブカットのちょい奇抜なファッションの女子など微妙にカーストから浮いた奴が知っていたりする傾向がある気がするというのが僕の主観による結論である。

 ならば何がベストなのか。それは、萌文化である。そして僕はこれに引っかかった。僕はあまり萌系というのが好きになれなかった。というのも僕は中学時代の友人に散々教えられ気づいたらハマっていた洋楽の趣味があった。好きなだけなら良かったのだが僕は心の中でそれを鼻に掛けていて、そのせいでフィルターがかかってしまい如何せん萌への抵抗感が拭えずむしろ否定的なスタンスに陥っていた。

 かくして底辺グループ参入の望みがだいぶ薄い状態にあった僕は必死に中間グループへのラブコール攻勢へ打ってでた。

 結果は惨敗であった。相手も緊張しているからか最初のうちは世間話である程度の話を繋ぎとめる事が出来た。だがそこまでだった。

 1ヶ月もすると話す事はなくなり会話に沈黙が続く。それが恐ろしく必死にネタを絞り出すもそれが逆に悪い印象を与えたらしく僕は話の面白くない奴のレッテルを貼られていた。また元来の目を見て話せない癖も良くなかったのだろう。気付いた時にはみんな各々のグループを形成または参加し僕は孤立していった。打開策として洋楽の趣味を生かしバンドでもやって部活の仲間を作ろうという戦法も考えたがレベルの低い邦楽を聴いてる奴らと一緒にやれるかという建て前の裏に楽器なんか出来ないし続かないしまずあんなリア充っぽい軍団入れへんという結論に収束し結果入らなかった。

 付け焼刃の萌え系知識で底辺グループに話しかけるもやはり付け焼刃では話は合わずむしろこいつらと話しているともう取り返しがつかなくなるのではないかという思いに駆られ周りの目線が気になって話に集中出来ず相手もそれを察したのか3日ともたずはぶられた。

 入学から5ヶ月。気付いたら僕はぼっちになっていた。

 まさか電脳世界が生み出した架空の存在であろうと思っていた『ぼっち』に自分がなるとは思いもしなかった。何が行けなかったのか。やはりあの『クラスの人気者になるための話術その250』とかいう本をあてにしたのがダメだったのか、それとも自分とキャラがかぶっている(当社比その2)アイツの存在がなければ俺は‥‥‥などというその基本見下してかかるそのクズ的思考が最大の問題なのだということなど1mmとて考えない無益な一人反省会しながらの便所飯という生活3週間を経て僕はある結論を導きだしていた。

 これは名誉ある孤立であると。それはさながら19世紀後半の英国のようにたとえ外交で孤立しようとも私という存在が名誉ある存在であることは不変であり別にこの状況は苦でもなんでもないという負け犬丸出しの暗示をかけこの数ヶ月を過ごしてきた。

 そんな2回目の期末試験を前に早くも諦めを感じつつある数学の授業を右から左に受け流しながら今までの高校生活を反省している今日この11月21日。唐突にアイツは現れ僕の生活は変化を迎えることになる。

誤字、脱字、ご指摘などありましたらコメントの方よろしくお願いします。

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