14 AIで小説を書くと、知らず知らずのうちに盗作に繋がるんじゃないかと思った件
※ できるだけ書き方には配慮したつもりですが、少し言葉がキツいかもしれません。
不快に感じられる部分がありましたら、遠慮なく閉じるなり叱ってください。
※ 拙作『後妻になった死体です』のネタバレを含みます。
まだ読んでいない、読んでみたいな~と思ってくださっている方は、ご注意ください。
まず初めに、私はAIを否定している訳ではありません。
たとえば最近、動画サイトで観た作品の中では……
特攻隊で亡くなった若い方たちが、遺された写真の中で生き生きと動いて、戦友と笑い合う姿には涙が出ました。
多分そこには、お国のために尊い命を捧げた方々への、敬意が込められているからだと思います。
一方、人間の赤ちゃんが犬の赤ちゃんにちょっかいを出して、犬のお母さんに噛まれるとか。そういう再生数稼ぎの、ヒヤヒヤするだけの残酷な動画には、嫌悪感しかありません。
どちらもAIで作られたもの。
だけど、作り手の想いや向き合い方で、こんなに変わるのかと驚いています。
私自身、AIを使用されたバナーやイラストをたくさんいただいており、とても嬉しく大切にさせていただいております。
なぜなら、どの贈り物からも、作ってくださった方の温かなお気持ちや、作品への愛が伝わるからです。
つまり、AIは使う人間次第で、感動を与えることもできるし害にもなり得る。
私はそう思っております。
それを踏まえて、AIで小説を書いた場合、こんな危険性を孕んでいるのでは? と感じたことを書いていきます。
エッセイでこのことを取り上げようと思ったのは、パクリ疑惑で感想欄が荒れた小説をたまたま目にしたことからでした。
元の作品を先に観ていた私としては…………
どう思ったかはあえて書きません。
あえて書きませんが……
もし自分の小説と設定が似ている作品が後から出てきた場合、どれくらいまでなら許容できるか、拙作『後妻になった死体です』に置き換えて改めて考えてみました。
(※ 拙作がパクられた訳ではありません)
①黒魔術で蘇った死体のヒロインが、後妻として嫁ぐ。
→おおっ、ナカーマ! ゾンビも後妻もよくあるネタだもんね。どんなストーリーか楽しみ♪
②裕福な嫁ぎ先には小さな男の子がいて、義理の母親になる。
→うんうん。女の子も可愛いけど、男の子の方が女性読者に好まれるもんね。
③その男の子の魔力で、腐りかけていたヒロインの見た目が美しく変化していく。
→よかった! ヒロインが可哀想なのはつらいもんね。さあ、ここからだ!
④ヒーローの弟が当て馬くん。女好きの遊び人だけど、実は悲しい事情を抱えている。
→おおっ! 木山の大好物♡
いけいけ! 二人の恋愛をかき乱せ!
⑤ヒーローの魔力でヒロインを虐めたやつらを断罪。
そいつらから奪った◯◯でヒロインが生き返る。
→おお……どこかで聞いた話だが……よかった、な。
⑥キャラたちの名前
セレーネ → 美月
ヘリオス → 陽太
アイネ → 陽菜
→ごめん。そろそろ限界(;_;)
⑦タイトル
「腐り始めている私ですが、最愛の後妻になれました」
→そうきたか(;_;)
⑧舞台
異世界恋愛(中世ヨーロッパ風ファンタジー)→ 異世界恋愛(大正ロマン風なファンタジー)
→舞台変えりゃ誤魔化せると思ってんのかコノヤロー!!
正直、このくらい設定が似ていました。
ただ、もしパクリであれば、あえてもう少し設定を変えますよね。せめて名前だけでも。
これはもしかして……と、その方が最近書かれた他の短編も幾つか拝読したところ、文章からなんとも言えないAIしゅ……独特のにおいが。
数年前に書かれた文章と比較しても、クセが全く違うと感じました。
ただ、文章って絵と同じで、書いているうちに変化していくと思うんです。作品やジャンルによっても、あえて書き方を変えたりしますし。なので、そこはあくまで私が抱いた違和感でしかないのです。
実際、私はAIを使った小説を読んだことはありますが、AIで小説を書いてみたことがありませんので、100%そう言い切れるかと問われれば自信はありません。
作品名は出していないとはいえ、自信も根拠も証拠もないものを、エッセイとして書くのもよくないとは重々承知しております。
ただ、その作品のレビューには、
『面白ければパクリかどうかなんてどうでもいい』
というようなことが書かれていて、ショックを受けました。
もし私が、上記のように『死体』とよく似た作品で、そのようなレビューを目にしたら悲しいです。
元の作者の気持ちはどうでもいいのか? と。
そのようなレビューを放置している作者さまに対しても、同じ創作者として少しモヤモヤしてしまいました。
そんなことを言ったら、婚約破棄だって悪役令嬢だって全部パクリじゃないかという意見も、感想欄で目にしました。
もちろん似た設定の作品は、この世にごまんとあります。『死体』だって、王道、テンプレの『契約結婚からの溺愛』ですから。
ですが……①~⑦までの設定が全て似るなんて、そんなことは普通ない、似る方が難しいと思うのが、私の考えです。
AIを使って小説を書くと言っても、さまざまだと思います。
①設定から文章までほとんどAIに書いてもらう。
②設定は人間が考え、文章をAIに書いてもらう。
③全て自分で書いて、AIにアドバイスしてもらう。
大まかに分けるとこんな感じでしょうか?
ただ、くれぐれもお気をつけください。
知らぬうちに、設定なり文章なり、誰かの作品を盗んでしまう危険性があると思います。
そしてもし書籍化なんてして、もっと大きなところで炎上したら……怖いですよね。
なので、真偽はどうであれ、そのリスクを進んで負う作者さまも、出版社さまもすごいと思います。
元の作者が訴えても法的には問題ないという自信があるのでしょうか。そう考えると、創作なんて何でもアリになりますよね。
結局、個々のモラルに任せるしかないのでしょうか。
最後にお訊きします。
もし自分の書いた小説と、①~⑦まで設定が似た小説が後から出てきたら。
あなたはどう思いますか?
『設定が似ている作品なんてたくさんあるんだから、気にせず堂々と書いて!』
『元の作品なんて、マイナーすぎて知らな~い』
『似ているけど、あなたの作品の方がずっと面白いんだから気にしないで!』
その小説を読んだ読者さまが、感想欄でこんなことを言っていても。
あなたは仕方がないと流せますか?
そういう私も、とある国民的大人気ドラマや、コント番組のパロディ? を堂々と書かせていただいております。(あらすじとタグでわかるヤツ笑)
愛とリスペクトは込めたつもりですが……叱られたら謝りにいきます(;´д`)
今回はおすすめ漫画のご紹介はお休みさせていただきます。




