10 年齢バレちゃう? でも……
十代の頃に読んだ漫画で、イケオジとJKが恋愛するお話があった。
その中で『ん?』と思ったのが、『チョッキ』という言葉。制服のシャツの上に着る袖のないセーターを、ヒロインのJKが『チョッキ』と言っていて、当時JKだった自分は違和感が半端なかった。(チョッキの意味は知ってたけれど)
誰もこんな言い方しないよ! これ描いてる人、幾つだろうって。
今は何て言うのかな。ベスト? やっぱりセーター?
一周回ってチョッキだったりして。
自分も小説を描く時に、『ん? これ、若い人には違和感ない?』と、使うのを躊躇う言葉がある。
たとえば、『甘いマスク』。
いい歳の自分でも、日常生活で一度も使ったことのない昭和感漂う言葉。違和感どころか、意味が分からないんじゃ? と調べてみたら、やっぱり若い人は『マスク』の意味が分からないことが多いらしい。
そうだよね、マスクって言ったら口に着けるあのマスクだよね。
だから私は別の言葉に改稿したこともあるが、最近電子書籍で読んだイセコイのノベルで、何作か立て続けに『甘いマスク』を目撃した。
他にも違和感があるのが、『ハンサム』って言葉なんだけど、これもよくイセコイで目撃する。
そこでふと思う。あれ……これは、作者様の年齢云々じゃなく、あえてなのかなあと。
言葉自体には違和感があるけど、イセコイの中だと不思議としっくり馴染むこれらの言葉。
それはそもそも異世界恋愛の舞台自体 (ナーロッパ)が、昭和感漂っているからじゃないかと考えた。
(読んだことはないけど、ベルばらとかキャンディキャンディとか?)
『イケメン』より『ハンサム』の方が、イセコイの王子や令息達には、何となく合っている気がする。
とある令嬢達のお茶会にて……
『王太子殿下はとってもイケメンでしたわ』
よりも、
『王太子殿下はとってもハンサムでしたわ』
の方が品がある? 気がする。
特にシリアスものには、『ハンサム』の方がいいのかな。『イケメン』だとなんかチャラい。
服装の表現も難しいけれど……とりあえずズボンかパンツかは、『トラウザーズ』で解決!
☆おすすめ漫画⑩
『よくある転生令嬢だと思ったのに』
作画:A-Jin先生 原作:lemonfrog先生
とある恋愛小説の悪女に転生してしまった百合子。
夫に殺される運命を回避したいけれど、原作者の制限があって、なかなかストーリーを変えることが出来ない。ところが、ある条件をクリアしていくことによって、徐々に原作者の制限が弱くなり……?
広告で見て、ドハマりしている漫画です。
もやもや、スカッと、イライラ、きゅんのバランスが素晴らしい!
恋愛シーンも盛り沢山で、作画もうっとりする程綺麗! (もうヒーローの肩幅と筋肉美は鼻血モノ♡)
やっぱり好きだなあ……韓国のイセコイ。