ひとりぼっち
掲載日:2022/11/28
異世界に、転生してから、10年がたった頃、父親が、殺された。
なにもしなかった父親だが、私には、優しかった。
ひとりぼっちになってしまったが、親戚に、預けられ、みんな、家族のように接してくれた。
ある時、従兄弟のクリスが言った。
「こいつは、いじめてもいいんだぜ。なんせ、泣かないんだから...」
家族と思っていたのは、私だけのようだった。
私は、逃げ出した。
とにかく、遠くへ、行きたかった。
農村まで、たどり着いた。仕事を、探した。
やっと、仕事が見つかったと思った。勉強も、したかった。
学校へ、行こうとしたが、そこでも、いじめられた。
「親無し、親無し」
もういやだ、死にたい。と思うようになった。
父親のところに、行きたい。人は、信用できないと思うようになった。




