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時空 まほろ 詩集 言の葉の宝箱たち

月の階

*ありま氷炎様の『第7回月餅企画』参加作品です。

光が舞い降りてくる


満月から


月の階が降りてきて


月からの使者が参ります


その手に


色鮮やかな


提灯をぶら下げて


月の使者は


あなたを迎えに来ました


さあ、行きましょう


月の世界へ


月の世界には


何の苦しみもありません


さあ、参りましょう


畏れずに


一歩踏み出して御覧なさい


透明な月の光の階を


あなたの心は


清いのだから


何も恐れることはありません


その面を上げてください


この光に染まれば


あなたはもう、何も怖くないはずです


さあ、お急ぎください


何も躊躇わずに


風も囁いています


ほら、あなたの心はもう


迷いはないですよ


月の階へと一歩、踏み出せば


あなたは、月の住人


地上へは、戻れない……

お久しぶりです。

お読み下さり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても綺麗な文章ですね。 [一言] 月の使者に誘われている人のバックボーンや、月に行ったらどうなってしまうのか。 なんだか危険な感じもする、気になる作品でした。
[良い点] 煌々とした月の明るさと、冴え冴えとした月の冷たさが伝わってくる素敵な詩でした! 夜の主役たる満月から、提灯を手にきたる使者という展開 とても幻想的で惹き込まれました 月のお使いと一緒に行…
[良い点] 月餅企画から拝読させていただきました。 綺麗ですね。そして、透明です。 その純度が高まるだけ高まると、最後の一文になるのかなと思いました。
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