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詩集

見えない羽根

作者: 下菊みこと

見えない翼を広げよう

いつも自由に空を舞う

その姿に憧れていた

私も今見えない翼を広げ羽ばたこう


羽根を広げ街を見下ろした

夜の帳が下りる街は

しかし光輝いていた


力の源はこのゆめ

幻にならないようにしっかり翼を広げ


遮るものなどなにもない

上から見る街の光

それはまるで星のよう

人々を導く月明かり


時は無情にも

いつも簡単に通り過ぎていくけど

きっと私も生きた証

どこかに刻みこめるから


今ならわかる

私の望み

私に残された希望を


羽根を広げるのが億劫だった

だけど羽根を広げてみれば

案外簡単なことだった


だから私はこれからも

見えない翼で空を舞う


この人生は何のためにあるのだろう

きっとその答えは最期に知ることになるのだろう


いつかこのゆめが報われる日まで

何も恐れず羽ばたき続け


いつかきっと変わっていける

その変化が楽しみでもあり

ちょっと怖いけど


ゆめを諦めなければきっと

いつか理想も叶うから


私の名前に託された想い

正しく受け止められるように

今を精一杯生きて羽ばたいていく


出来ることなら

まだ見ぬあなたにも知らせたい

あなたの背中にも見えない羽根があることを


大切なモノを失った今だからこそ

強い希望を胸に抱いて飛んでいく


今だからこそいえること

どうか諦めたりしないで

過去の自分に教えてあげたい

今がとてもしあわせだから

見えない羽根で羽ばたこう

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても綺麗な詩だな……と思いました。 読んでいるうちに心が澄んでいくような心地になりました。
[良い点]  みことさんの良さがよく出ています。読者へのよびかけは詩の王道です。未来の自分とか、お知り合いを想定しての呼びかけにすると、リアリティが増すと思います。 [気になる点]  特にありかせん …
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