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一話

 あー、知らない天井ね。

 目覚めたら知らない天井ってあれかしら私も流行りのテンプレに乗ったのかしら。

 異世界転生とか令嬢に転生とかスライムとかゴブリンになるとかチート能力とか言うあれかしら?

 じゃあ次は神様が出てくるとか?



…………



 んー、何も起きないわね。

 じゃあ、あれかしら誘拐とか拉致監禁とか?

 というかまず最初にそっちの可能性を考えるべきじゃないかしら?

 でも何故かそういうのではないというのはわかるのよね〜。

 んー、考えてもわからないわね、もういいわ夢ってことにしましょ、それにまだ眠いし、夢の中でも寝れるなんて、なんていい気分なのかしら。


 じゃあ、おやすみなさい〜。


◆ ◆ ◆


 んー、知らない天井ね

 目覚めたら知らない天井って、もういいわね、さすがの私もこの状況は普通じゃないってわかるわ。


 何かしらここ、まさか本当に誘拐とか拉致監禁されたのかしら?まあ、見目麗しいこの私を誘拐したくなる気持ちもわからないくはないけどね。


 まあ、そんなことはさて置いてちょっと落ち着いて状況を整理しようかしら。


 えーと、まずこの状況になる前は何してたっけ?


 んー……


 取り敢えず女だったのは覚えているわね、ぴっちぴちのJOだったわ。ん?JOってなんだって?女子OLに決まってるじゃない!!

 年齢?レディーに年を聞くのは失礼って習わなかったかしら?

 まあ、それはいいわ。

 次は名前ね。


 名前……名前はー……


 なんでだろ、名前全く思い出せないわ、頭に靄がかかってるみたいに名前に関する記憶が思い出せない。

 名前を呼ばれている場面は思い出せるのになんて言ってるのか分からないって凄くもどかしいわね。

 その名前を呼ばれてる場面もそこまで深くは思い出せないけど。


 まあ、思い出せないならしょうがないわね、次よ!!次!!


 次はじゃあこの状況になる前のことを思い出しましょうか。



 んー……あー…………そうね、私死んじゃったんだったわ、しかも自殺で。

 ビルの屋上から落ちて死んだんだったわ私。

 どういう理由で自殺しようとしたのかは何故か思い出せないけど、かなり惨めな目に会ってたんでしょう、自殺するくらいだし。


 あれ?でもこうして意識があるのはなんでだろう?もしかしてここって病院のベットの上とか?いやいや、かなりの高さのビルから飛び降りたんだし幾ら何でも死んでると思う。


 じゃあ、ここは天国?それとも地獄?案外あの世っていうのは何もないところってことかしら?

 さっきはつい口にしてみたいセリフを言ってしまって知らない天井って言ったけど本当は真っ暗で何も見えないし。


 まあ、ぼーっとしてても始まらないわね、医者とかナースとか神様とか閻魔様とか女神様とか出てこないし、状況の整理を続けようかしら。


 身体はーてんのんー・・・

 というか私の身体これどうなってるの?

 手と足の感覚が今までと全然違うし、なんか腕に毛が生えてる?


「…………」


 いやーー!!ぴっちぴちのJOである私は毛なんでありませんー!!肌ぷるぷるの玉肌ボディですー!!

 毎日お風呂上がりにケアしてましたー!

 同僚に「あ、年齢の割には肌綺麗ですね!」とか言われてましたー!!


 はあはあ……


 ちょっとジタバタしたら落ち着いてきたわね、私としたことが落ち着いて現実を受け入れないと……


 はあ……毛ね、紛れもなく毛だわ、でもこれ人の毛じゃないわね、それに腕以外にも足にも体もフワッフワの毛がいっぱい生えてるわね。

 背中側は手が届かないから確認できないけどたぶん一杯毛が生えてるんでしょう。


 そう手が届かないのよ、あ、そこ!体硬いんですねとか言わない!!違いますー、前世では結構柔らかい方でしたー、長座体前屈でつま先まで届いてましたー。

 ってそんなことはいいの、手が短くて背中に手がとどかないのよ。

 あと決定的なのは頭の上とお尻にある何かね、なんだろこれ、長くて、くにくにしてて、中がちょっと空洞で。

 もしかしてこれ耳?あ、ここから音聞こえてくるし耳ねこれ。

 お尻のはチアリーダーとかが持ってるボンボンみたいな感触ね。


 ちょっと焦ってもいいかしら?これは人間じゃないかもしれないわね、というか人間じゃないわね、だってさっきから二本の足で立ってるわけじゃなくて4足歩行をしてるもの二足歩行しようとしたらすぐに倒れちゃったもの。


 はあ……記憶を持って転生したとか勝ち組!とか思って浮かれそうになったけど人間じゃないのか。


 まあ、いいわ、なったものは仕方がないもの、切り替え切り替え、切り替えられなきゃストレスの多いJOなんてできないわ!!

 あ、できないから死んじゃってるのかな?


 次はこの場所かしら、乙女をこんな狭い場所に閉じ込めるなんて失礼しちゃうわよね!!

 ん?なんで狭いって分かるかって?さっき身体を調べようとした時あっちこっちに身体が壁に当たったから分かるのよ!


 んー、私の今の身体の大きさが分からないからなんとも言えないけど私の身体のだいたい三倍の大きさってとこかしら。

 囲まれてるものを触った感じは硬い石の上に薄いゴムを貼ってあるみたい?ちょっと壊せそうにはなさそうかな。


 状況整理終了!

 まあ、私は前世で死んでなにかよくわからないものになって、よくわからないものに囲まれてるってわけね。


 はあー……ないわー……せめて転生ものだったら説明くらいほしいわね。

 ほら神様ー、いるなら出てきてもいいのよー?


…………


 まあ、ですよねー

 神様が説明してくれるんだったら最初に起きたタイミングでなにかしてくれてるでしょうし。



 よし、じゃあ、まずは転生物のテンプレをやってようかしら。

 ん?テンプレってなにかって?そんなの決まってるじゃない!ステータスよステータス、こういう転生物はステータスが見れるってお決まりでしょう?


 よし、じゃあ、いくわよー!

 っとでもどうすればいいのかな?とりあえず頭の中でステータスを見たいと念じてみる。


《あなたのステータスを表示しますか? YES/NO》


 お、いきなり正解だった!



一話を読んでいただき誠に有難うございます。


先人の方々の面白い小説を読んでいて私もいてもたってもいられなくなりこうして初めて小説というものを書いてみました。

誤字脱字、意味不明な展開、その他にも至らぬ点ばかりだと思いますが頑張って書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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