表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白き闇  作者: ラムネ飴
1/4

白き髪

朝早くから、城のみなが騒いでいる。

それもそのはず、なぜなら...

王、ロイド・アルギーが何者かに暗殺されていたからである。



私の名前はナナ・アルギー、この国の王の娘、

つまりこの国の姫である。まぁあ全然姫らしくないとか、もっとおしとやかにとか、いつもいわれ放題なのだが...

私は昔から武術が好きで、幼き頃からやっている、そのせいかすっかり男の子まさりになってしまった。

そんなある日私は父に呼び出されたのである、私は父とはそれなりに親しい、だから父に呼び出されるのは、別に嫌ではない、いつものごとく頼まれ事なんかだろうと思っていた。

私はいつも通りに父の部屋の扉を開ける、ノックぐらいしなさいと、よく父に叱られてしまうのだが私は毎回忘れてしまう、今回も扉を開けてる途中で思い出して、心の中で

(しまった!...また怒られる)

と思ったが、今回はすぐに怒られることはなかった、それどころか物音一つしなかった、

そして部屋の中に入った私は見てしまったのだ


血だらけの父と、剣を持った綺麗な白髪の一人の男の子を...


私はとっさに体が動いた、ここなら普通恐怖で腰が抜けたり、助けを誰かに求めるだろう...

しかし私は、幼い頃から武術をしてきた私は、とっさに剣を持っている子供に攻撃をしかけた、

全力で走り、子供との間合いを詰め渾身の一撃を繰り出す、

しかし呆気なくかわされてしまった、私が10年近く磨いてきた武術の技術で出せる最速の一撃を、さも平然のようにかわされたのだった...

そして、その子は父を切った剣を持ったまま何事もなかったように、無感情でそのまま去ろうとした。

もちろん私がそんなのを許すはずもなく、もう一撃今度は去ろうとしてこちらに背を向けている、確実に決める!

そう思ってくりだした一撃も見事にかわされた、その時点で騒ぎを聞きつけた城の兵士が駆けつけてきて私を素早く保護する、一方子供は兵士の間をくぐり抜けてどこかへ行ってしまった...






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ