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7日目

【写真】

「えへへー♪」

「あら美咲さん、ご機嫌のようですけど何かあったのですか?」

「あ、マネージャー!さっきフロアで接客をしてたときに、お客様から写真を撮らせてくれないかってお願いされちゃったんですよー♪」

「…まさか美咲さん、そのお客様に写真の撮影を許可してはいないですよね?」

「だってあんまりにも熱心な人だったからつい…一緒にマネージャーを隠し撮りしちゃいました♪

…駄目でした?」

「いろいろと駄目に決まってるでしょうっ!?」



【報復】

「いいですか美咲さん?店内での写真の撮影等は他のお客様の迷惑になりますから駄目です、もし断ることが難しければ私を呼んでください。」

「うーわかりましたー…」

「沙耶さんも、いいですね?」

「大丈夫です、先程のお客様から撮影された写真のネガも回収してきました…」

「そ、そうですか…でも、どうやって?」

「穏便にすませるために、考えうる限りの苦痛を与えられるように呪いをかけましたところ、喜んでネガを渡してくれましたのですが…。

…駄目でした?」

「だから駄目だって言ってるでしょうっ!?」



【制服】

「でも、お客様が写真を撮りたくなる気持ちもわかる気がします。このお店の制服ってとっても可愛いですしー。」

「男性のむふふな好奇心を刺激するだけでなく、女性にも好評みたいですね…」

「そ、そうなんですか?」

「だってわたしがここでアルバイトをしたいって思った動機の半分はこの制服でしたしー!」

「実は私も…」

「へ、へぇ…」

「この制服のデザインって、どうやって決めたんですかー?」

「え、えっと…このお店が出来るときに、制服のデザインを一般公募して決めたそうです。」

「もしかして、この制服をデザインしたのってマネージャーさんですか…?」

「沙耶ちゃんったら、いくらマネージャーが可愛いもの好きだからってそんなー」

「………………」

『(図星かっ!?)』



【夢】

「ち、違うんです!大学生の頃にファッションデザイン関係を選考してたから、その勉強もかねて投稿してみただけで、自分が着たいとかそんな事を思ってたわけじゃないんです!」

「そ、そうなんですかー…。」

「この制服、スカートのフリルがとても可愛いですよね…。」

「そう!そこがこの制服の一番のポイントなんですっ!こういう可愛らしいフリルの付いた制服を着てお仕事するのが夢で…あ」

『……………』

「………………ぅっ…くすん」

『泣いたーっ!?』



【理想】

「だって、だって…っ、小さい頃から友達からは大人びてるとか、周囲からは実際よりも年上に見られたりしててこういう可愛い服なんて着れなくて…でも、でもね?せめてこういう服をデザインして私も着ているところを想像してみることくらい、いいじゃない…」

「ぜ、全然わるくないですよー!それにマネージャーだってこういう服も似合いますよー!ね、沙耶ちゃん!?」

「はい、マネージャーさんにはよく似合うと思います…」

「で、でも…私なんてもうすぐ26歳だし、おばさんにはこんな制服なんて…」

「そ、そんなこと無いです!わたし、マネージャーがこの制服を着ているところ見てみたいですっ!ね、沙耶ちゃん!?」

「はい、成人女性が体操服やスクール水着を着ているそのギャップにぐっとくる男性も多いと聞きます。ですからマネージャーさんの制服姿もその手の方には大反響かと…」

「ちょっと沙耶ちゃん!マネージャーは傷つきやすいんだから変なこと言わないのっ!」

「うわぁぁぁっぁぁぁん!」

「ああ、マネージャー!?どこにっ!?」



つづく…どんどんマネージャーがダメな子にorz

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