最終日
【今日もバリバリ】
「おはようございますー!」
「おはようございます…」
「おはようございます、美咲さん、沙耶さん。今日もよろしくお願いしますね?」
「任せてください!今日もバリバリがんばりますー!」
「頑張ります…」
「じゃあさっそく…あっお皿が!?」
「美咲さん、後ろ…」
「え?沙耶ちゃんどうかし…きゃあっコップがー!?」
「…今日もバリバリですね。」
【晴れた日】
「ありがとうございましたー!」
「ありがとうございました…」
「ふぅ、やっと落ち着いたねー。」
「はい、今日はお客様が多いですね…」
「うん、天気も良いから外食しようって考える人が多いんだよきっとー!」
「なるほど…」
「こういう日は外でお昼寝とかすると気持ちよさそうだよねー♪」
「そうですね、美咲さんの場合は気を抜くと夜まで寝てしまいそうですけど…」
「夜までなんてそんなー、気を抜くと次の日の夕方とかになってるよー♪」
「…………え?」
【お休みの日】
「そういえば、沙耶ちゃんはいつもお休みの日とか何してるのー?」
「そうですね…人間観察などをしてます…。」
「人間観察?」
「はい…街行く人間を見て、この人間はどうやったら絶望に顔を歪ませられるかなど考えると…ふふふ。」
「さ、沙耶ちゃん?」
【お休みの日2】
「あら、二人ともここで休憩していたのですね。」
「あ、マネージャーお疲れ様ですー!」
「お疲れ様です…」
「そういえばマネージャーはお休みの日は何をしてるんですかー?」
「お休みの日、ですか?そうですね…最近はパソコンをよく使っていますね。」
「ああ、最近人気ですよねーあれ!」
「はい、今流行の…」
『国防省へのハッキング』
「してませんよそんなのっ!?全然流行ってないですからっ!」
『否定しない』
「やぁみんな、お疲れ様。」
「あら店長、お疲れ様です。」
「むっ…何しにきたんですかー!?」
「ええっ!?いや、僕も一応この店の店長だから仕事をしに来たんだけど…」
「そんなこと言って…本当はマネージャーへちょっかいを出しに来たんでしょうー!?」
「うん、それは否定しない。」
「否定してくださいっ!」
『例えばそんな日常』
「それではフロアに戻ります…」
「むー…マネージャーに変な事したら承知しませんからっ!」
「善処するよ、無理かもしれないけどねぇ。」
「だから否定してくださいっ!」
「あっはっはっ…でも良かった、ありがとう。」
「もう…何がですか?」
「このお店が上手くいっているのもマネージャーが頑張ってくれているお陰だよ。」
「私だけではありませんよ、美咲さんや沙耶さん…スタッフの方々一人一人の力です。」
「うん、そうだね…でも、それを取り纏めてくれているマネージャーにお礼を言いたかったんだ。」
「て、店長…」
「お礼を言っておきながらなんだけど、ひとつお願いを聞いてもらえないかな?」
「は、はい…私にできることなら。」
「店の制服を着てる姿が見たいんだけど」
「嫌です。」
「えぇ…」
―それは、今では無い何時かのお話―
―それは、此処では無い何処かのお話―
それは、とあるファミリーレストランの店員たちが織り成す日常のひと時…
FR! 終
どうにも中途半端な終わり方となりましたが、自分が思うことを上手く表現できない己の未熟さと、ネタ切れにより、ここで一度区切りとさせていただきます。
小説とも呼べないような稚拙な物語でありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。